この記事では、Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の違いを比較します。

- Binanceの代わりの取引所を探している
- BitgetとBybitどっちがいいの?
- KYC(本人確認)は必須なのかな?
また、Bybitの方がユーザー数が多く、信頼性が高い取引所です。
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の違いの比較表
Bitget | Bybit | |
取扱通貨数 | 795銘柄 | 720銘柄 |
手数料(現物) | Maker 0.1%(BGBトークン使用で0.08%) Taker 0.1%(BGBトークン使用で0.08%) | メイカー:0.1%(VIPは0%) テイカー:0.1%(VIPは0%) |
手数料(先物レバレッジ) | メイカー:0.014% テイカー:0.042% | メイカー:0%~0.06% テイカー:0.03%~0.06% |
最大レバレッジ | 125倍 | 100倍 |
ユーザー数 | 800万人以上 | 500万人以上 |
本人確認(KYC) | 任意 | 任意 |
ゼロカット制度 | ○ | ○ |
日本語対応 | ○ | ○ |
スマホアプリ | 有 | 有 |
設立 | 2018年 | 2018年 |
公式サイト | https://www.bitget.com/ | https://www.bybit.com/ |
参考:Bybitの公式サイト
取扱通貨数
2025年1月時点では、取扱通貨数は、Bitgetの方が多いです。
Bitgetは現物取引で708種類、先物取引で209種類の仮想通貨を取り扱い、合計で795種類の銘柄を提供しています。
一方、Bybitは現物取引で353種類、デリバティブ取引で304種類を扱い、合計で720種類の仮想通貨を取り扱っています。Bitgetは取扱銘柄数でBybitを大きく上回り、多様な投資オプションを提供していますが、Bybitは厳選された銘柄を中心に取り扱い、信頼性の高いコインを提供している点が特徴です。
手数料
BitgetとBybitの手数料に関しては、以下のような特徴があります。
- Bitgetは、現物取引手数料が一律0.1%(BGBトークン利用で0.08%)と標準的であり、先物取引ではメイカー0.014%、テイカー0.042%と低コストです。また、コピートレード手数料が2~8%と安価で、独自トークンやVIPプログラムを活用することでさらに割引が可能です。
- Bybitは、現物取引手数料がメイカー・テイカーともに一律0.1%、先物取引ではメイカー0.01%、テイカー0.06%と競争力のある設定です。特にVIPランクを活用すれば、メイカー手数料が最大で0%まで引き下げられる点が魅力です。
両者ともに手数料割引制度が充実していますが、BitgetはコピートレードやBGB割引による柔軟性が高く、BybitはVIPランクによる大幅な割引が強みです。
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の手数料違い
手数料の種類 | Bitget | Bybit |
---|---|---|
現物取引手数料 | メイカー・テイカー:0.1% (BGBトークン使用で0.08%) | メイカー:0.1%(VIPは0%) テイカー:0.1%(VIPは0%) |
デリバティブ取引手数料 | メイカー:0.014% テイカー:0.042% | メイカー:0%~0.06% テイカー:0.03%~0.06% |
入金手数料 | 基本的に無料 (クレジットカードでは別途手数料あり) | 無料(仮想通貨入金のみ) |
出金手数料 | 無料 (マイニング手数料は別途発生) | 通貨ごとに一律の手数料 |
その他の手数料 | – コピートレード手数料: (先物取引手数料+利益分配2~8%) – 資金調達手数料:変動制 | – 両替手数料:0.1% – 資金調達手数料:変動制 |
現物取引の場合
- 現物取引手数料は、Bybitの方がやや安い設定となっている。
なので、手数料の観点からはどちらの取引所を選んでも変わらないでしょう。
先物・レバレッジ取引の場合
- デリバティブ取引手数料も、Bybitの方が全体的に安い。
なので、基本的にはMaker取引でBybitで取引するのが一番お得です。
入金手数料
- 入金手数料は、Bitgetは基本的に無料だが、クレジットカード入金に手数料がかかる。Bybitは仮想通貨入金のみ無料
ただ、基本的には、仮想通貨で入金するので、BybitでOKかと思います。
出金手数料
- 出金手数料は、Bitgetは無料だが、マイニング手数料は別途かかる。Bybitは通貨ごとに一律の手数料が設定されている。
itget(ビットゲット)とBybit(バイビット)のKYCの違い
- KYCの観点からは、BitgetとBybitに大きな違いはないと考えられます。
比較項目 | Bitget | Bybit |
---|---|---|
KYCの必要性 | 任意だが、完了しないと出金限度額が1日2BTCまでに制限 | 任意だが、完了しないと出金限度額が1日2BTCまでに制限 |
KYCの手続き | 身分証明書(パスポート、運転免許証、国民IDカードなど)の提出が必要 | 身分証明書(パスポート、運転免許証、国民IDカードなど)の提出が必要 |
KYCの審査時間 | 1~2営業日程度 | 1~2営業日程度 |
KYCの必要性の背景 | シンガポールの規制当局の要請を受けて、KYCを任意で導入 | シンガポールの規制当局の要請を受けて、KYCを任意で導入 |
この表から、以下のことが明らかになります。
- KYCの必要性については、両取引所とも任意だが、完了しないと出金限度額が制限される点で同じ。
- KYCの手続きに必要な書類は、両取引所とも身分証明書の提出が必要で同じ。
- KYCの審査時間は、両取引所とも1~2営業日程度で同じ。
- KYCの必要性の背景は、両取引所ともシンガポールの規制当局の要請を受けて導入しており、同じ。
以上の比較から、BitgetとBybitのKYCの仕組みや必要性、手続きなどは非常に似ていることがわかります。
両取引所とも、KYCは任意ですが、完了しないと出金限度額に制限がかかるため、大口の取引を行う場合はKYCを完了しておくことが望ましいでしょう。
また、両取引所ともシンガポールの規制当局の要請を受けてKYCを導入しており、規制への対応姿勢は同じだと言えます。
KYCの観点からは、BitgetとBybitに大きな違いはないと考えられます。
参考
- Bitget公式サイト – KYCについて
https://www.bitget.com/ja/support/articles/360034032934 - Bybit公式サイト – KYCについて
https://help.bybit.com/hc/ja/articles/360039750953 - CoinPost – BybitとBitgetの比較記事
https://coinpost.jp/?p=311867 - CoinMarketCap – BybitとBitgetの比較
https://coinmarketcap.com/ja/exchanges/bitget/
https://coinmarketcap.com/ja/exchanges/bybit/
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の送金・出金の速さの違い
- 筆者が長年使っている実績としては、送金・出金の速さの違いは、両者ほぼない
- 基本、10分以内で送金される。(ステラルーメンで確認)
なので、送金、出金のスピード観点ではどちらを選んでも問題なさそうです。
Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)のUIの違い
- 取引画面のUIは、両者あまり差がない。
- なので、どちらの取引所を選んでも良さそう。
Bitget(ビットゲット)

Bybit(バイビット)

Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)のステーキングの違い
- 時期により実施しているキャンペーンが、両者異なるため、よりお得な取引所を都度選ぶのが良さそう。
- ステーキングサービスの内容はそこまで大きな差はない。
例えば、2023年12月時点のキャンペーンは以下になります。
Bitget(ビットゲット)

Bybit(バイビット)

Bitget(ビットゲット)とは?

- シンガポールで2018年に設立された取引所
取引所の名称 | Bitget(ビットゲット) |
本拠地 | シンガポール |
代表 | サンドラ・ルー |
取り扱い銘柄数 | 620以上 |
手数料(現物) | メイカー・テイカー:0.1% (BGBトークン使用で0.08%) |
手数料(先物) | メイカー:0.014% テイカー:0.042% |
対応サービス | ・現物取引 ・先物取引 ・自動売買 ・ステーキング ・エアドロップ ・コピートレード |
スマホアプリ | iPhone/Android |
レバレッジ対応 | 〇(最大125倍) |
日本語対応 | 〇 |
設立年 | 2018年 |
運営会社 | Bitget Limited |
公式サイト | Bitget |
公式SNS | X(旧Twitter) Telegram YouTube |
その他リンク | Wikipedia Coinmarketcap |
Bitget(ビットゲット)は日本人の利用は禁止?
- 日本人は、Bitgetの利用を禁止されているわけではない
- ただし金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」に記載がある
注意が必要な点があり、金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」に記載がある。

過去Binanceが同様に無登録で暗号資産交換業を行う者であり、日本人の利用ができなくなったことから、Bitgetも使用禁止になる可能性があるので注意深くウォッチングする必要があります。
Bybit(バイビット)とは?

- アラブ首長国連邦で2018年に設立された取引所
取引所の名称 | Bybit(バイビット) |
本拠地 | アラブ首長国連邦 |
代表 | Ben Zhou |
取り扱い銘柄数 | 491以上 |
手数料(現物) | メイカー:0.005%~0.1% テイカー:0.02%~0.1% |
手数料(先物) | メイカー:0%~0.06% テイカー:0.03%~0.06% |
対応サービス | ・現物取引 ・先物取引 ・自動売買 ・ステーキング ・エアドロップ ・コピートレード |
スマホアプリ | iPhone/Android |
レバレッジ対応 | 〇(最大100倍) |
日本語対応 | 〇 |
設立年 | 2018年 |
運営会社 | Bybit Fintech Limited |
公式サイト | Bybit |
公式SNS | X(旧Twitter) Telegram YouTube |
その他リンク | Wikipedia Coinmarketcap |
Bybit(バイビット)は日本人の利用は禁止?
- 日本人は、Bybitの利用を禁止されているわけではない
- ただし金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」に記載がある
日本人のBybitの利用に関する内容は、以下でまとめているので参考にしてみてください。
参考:【まとめ】Bybit(バイビット)は日本人禁止?の結論と金融庁の最新情報
ただし、注意が必要な点があり、金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」に記載がある。

過去Binanceが同様に無登録で暗号資産交換業を行う者であり、日本人の利用ができなくなったことから、Bybitも使用禁止になる可能性があるので注意深くウォッチングする必要があります。
まとめ
この記事では、Bitget(ビットゲット)とBybit(バイビット)の違いを比較しました。
基本的には、Bybitで問題なさそう。
なぜなら、信頼性が高く取引量が多いので。
ただし、銘柄数はBitgetの方が多いので、Bybitに取り扱いのない銘柄を取引する場合はBitgetが良さそうです。
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