どうも、月見(@Suzuka14144156)です。
今回は、アラメダリサーチ、FTX、FTTの影響について分析を解説します。
というのも、日本時間の11/8~9にかけて、以下に示すように大きな陰線となっているためです。
そこで、本記事では、このような悩みを解決したいと思います。
- 仮想通貨は、今後どうなるの?
- まだ暴落するの?
- 今からの投資はあり?
これから仮想通貨を始める方は、以下の取引所がオススメです。
- bitbank(ビットバンク):手数料が低い
- Coincheck(コインチェック):取り扱い銘柄数が多い
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- bitbankは手数料も低くてオススメの仮想通貨取引所です
その詳細を以下で解説します。
2022年11月8日の仮想通貨暴落
- 原因は、アラメダリサーチ、FTX、FTTの影響と推定されます
アラメダリサーチ、FTX、FTTの影響とは?
私が、Twitterでまとめた内容がこちら。
ことの発端は、Coindeskが11月2日も暗号資産(仮想通貨)系の大手ベンチャーキャピタル「アラメダ・リサーチ」から入手した貸借対照表(バランスシート/BS)をリークしたことです。
リークされたバランスシートの内容
ざっくりまとめると、バンクマン=フリードCEOは、主要事業としてFTXと、トレーディング企業アラメダリサーチの2つを所有している。
その「アラメダ・リサーチ」が保有する資産の大半を占めるのがFTTというFTXが発行する仮想通貨でだった。
内訳詳細は、以下です。
- アラメダ・リサーチは、約2.1兆円(約146億ドル)の資産を保有
- 最大の資産は約36.6億ドルの「アンロックドFTT」で、3番目に大きな資産は21.6億ドルの「FTT担保」
- 3番目に大きな割合を占める資産としても、FTT担保の約21.6億ドル
- 80億ドル相当の負債のうち、約2.9億ドルが「ロックドFTT」
- それでバイナンスCEOのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOは7日、バイナンスが保有中のFTXトークン(FTT)をすべて売却すると発言したという流れ
バイナンスが保有中のFTXトークン(FTT)売却
そのCZ氏のツイートがこちら。
Binance は昨年、FTX 株式からの撤退の一環として、約 21 億米ドル相当の現金 (BUSD と FTT) を受け取りました。私たちは帳簿に残っているFTTを清算することを決定しました。
FTT暴落
以下は、FTTのチャートで、FTTの暴落は、以下赤枠になります。
FTXの出金停止措置
そして、極めつけのFTXの出金停止措置によって、一気に下落。
出勤停止措置の詳細は、以下の記事が参考になるかと思います。
FTX Japanも出勤停止・・・
⇒11/11に出金が可能になりました。
アラメダリサーチとFTXの実態(一体何をやらかしたのか?)
FTXとアラメダは、いわゆる、「自転車操業」に近い経営形態になっていました。
FTXはかなりのレバレッジをかけて、2019~2021年にかけて、一気に成長してきました。
成長しているうちは、FTTの価格は上昇し、アラメダのバランスシートの「見栄え」は良かったです。
今回は、その破綻の引き金をCZ氏がFTTを売却しますというツイートによって、引いたということになります。
- つまり、暗号資産自体に問題の原因があったわけではなく、FTXとアラメダリサーチの経営体制の問題でした
- なので今後、暗号資産関連の企業やプロジェクトに規制がかかる方向で、調整されることになりそう
2022年11月10日の新情報
- Binanceは、FTXの買収を断念
Binanceの公式のツイート
翻訳すると以下です。
企業のデューデリジェンスの結果、および顧客の資金の取り扱いの誤りや米国政府機関による調査の疑いに関する最新のニュース報道の結果、http://FTX.com の潜在的な買収を追求しないことを決定しました。
この報道により、大きな陰線が出ました。
2022年11月11日の新情報
行政がJTX Japanに処分を決定
本日、関東財務局長から、FTX Japan株式会社(本社:東京都千代田区、法人番号7010401115356、暗号資産交換業者・第一種金融商品取引業者)に対して、資金決済に関する法律第63条の17第1項及び第63条の16の規定に基づく業務停止命令及び業務改善命令並びに金融商品取引法第56条の3、第52条第1項及び第51条の規定に基づく資産の国内保有命令、業務停止命令及び業務改善命令が発出されました(詳細は、関東財務局ウェブサイトを参照してください)。
FTXから手じまいするようにと通達
FTX USはウェブサイトで「手じまいたいポジションは全て手じまってほしい。引き出しは今後も可能。最新の情報が得られたらお伝えする」と通知した。
FTX サムバンクマンフリード辞任
FTXグループが米国で破産申請、サムはCEO辞任。
BTC-USDチャートも反応し、急激な下げ。
ただすぐさま反発している様子です。
2022年11月16日の新情報|BlockFi、破産申請
仮想通貨レンディング企業のブロックファイは、第11章破産保護申請の可能性に向けて準備を進めているとのことです。
BlockFi、連邦破産法11条(チャプター11)適用準備の可能性で今後どうなるのか?
2022年11月18日更新
まだまだFTXの悪材料が出てきます。
- Bankman-Fried 氏は、FTX.US がユーザーにいくら借りているかを把握しておらず
- 数十億ドルのユーザー預金を保持する秘密鍵がGoogle スプレッドシートのようなもので、保持されていることを示唆しました
FTXのひどすぎる管理体制が露呈しています。
2022年11月19日の更新情報
これは、スタートアップ界隈では慣例的に禁止されていることです。
彼は、詐欺する気満々だったと取られても仕方がない事実だと思います。
仮想通貨の今後の見通しは?
- 私は、短期的に反発する可能性が高いと判断しています。⇒11/12に反発を観測しました。
つまり、今は仮想通貨は、買い時だと判断しています。
というのも、本質的にブロックチェーンの欠陥があったわけではないためです。
あくまで、FTXとBinanceの問題と判断できます。
- というのもマクロ要因的には、ビットコインは底堅い展開が予想されてた
底堅い展開の理由
ビットコインは、米国経済の影響が支配的であることが知られています。
- オレンジ:S&P500
- ブルー:ビットコイン
両者のグラフ形状は、かなり似ていることがわかります。
両者の価格を軸に取ったグラフからも正の相関があることがわかります。
米国株に関しては、暴落するような可能性は、低い状況だったことからも、今回のアラメダ・リサーチリサーチの件は、一時的な下落ととらえてよいでしょう。
本件が起こるまえの、直近のビットコインの価格見通しに関しては、bitbankの記事が参考になるので共有します。
影響のあるアルトコインの一覧
アラメダリサーチのウォレットの状況を確認します。
アラメダリサーチのウォレットの状況
日本人の多くの方が保有していそうな資産は、以下ですね。
- ETH
- MATIC
- SAND
ソースは、以下のツイートです。
- SOLを大量保有という報道があったと思うが・・・この上の図だと持っていないね・・・
米Coindeskによると、AlamedaはFTTの次にソラナ(SOL)を保有しており、SOL単体で2億9,200万ドル、SOLステーキング プールに8億6,300万ドルをロックしていると伝えられた。これらの混乱から投資家の狼狽売りを招いたのか、ソラナは過去2日で38ドルから22ドルに下落した(執筆時点)。
SOL(ソラナ)への影響
アラメダリサーチやFTXは、ソラナに投資していました。
今回のFTXの事件により、ソラナは、FTXの後ろ盾がなくなったことから、大暴落となっています。
詳細は、以下の記事で解説しています。
アラメダリサーチ、FTTの危機により、SOL(ソラナ)死亡のお知らせ。今後の見通しを分析。
テクニカル分析
以下は、BTC/USDTの日足チャートです。
直近のサポートラインに支えられている状況です。
個人的には、ここが下げとまりのポイントだと思っています。
というのも長期的に見てもここが下げとまりの可能性を示すデータがあるためです。
それは、「フィボナッチ・リトレースメント」です。
フィボナッチ・リトレースメント
月足で長期トレンドを確認します。
すると、現在の価格は、ブルーの領域で下げ止まっていることがわかります。
このラインはかなり意識されており、取引量もそれなりにあることから、このラインを割る可能性は、低いと思われます。
仮にこのラインを割るとなるとグレーの下限まで一気に下げる可能性があるので、注意が必要です。
2022年11月10日
考えが甘かったです。
ブルーのラインを割ってきました・・・。
BinanceがFTXの買収を断念。
FTXがGOXされる可能性が出てきました。
RSI
RSIは、24.52と30を大きく割りました。ここまで下げることは稀。
そろそろ反発してもおかしくはない状況かと思います。
今から仮想通貨に投資するのはありか?
- 私は、ありと判断しています。
基本的な戦略は、以下ですね。
特にPolygonを手数料安く板取引するのは、bitbank(ビットバンク)がオススメです。
スプレッドが狭く、メイカー手数料が-0.02%と取引をすると資産が増えるという仕組みなのでオススメです。
もし、これから仮想通貨投資を始める方は、いいタイミングだと思います。
損しないためにも、ぜひコチラの記事を参考にしてみてください。
【初心者向け】暗号資産の始め方!損しない簡単な方法を解説
LEDGER NANOの保有がオススメ
- FTXから出金できないという人が多発
- いつ自分の取引所から取り出せなくなるかわからない時代・・・
- 今回の教訓でした。
そこで、ハードウォレットのLEDGER NANOを導入を私は、オススメします。
ここに保管しておけば、取引所に預ける必要はないので、安心です。
YoutuberのJoeさんも同じことを述べています。
しかもめちゃくちゃ安いんですよね・・・衝撃です。
まとめ
今回は、アラメダリサーチ、FTX、FTTの影響について分析を解説しました。
今回の暴落の流れは、以下です。
- 私は、短期的に反発する可能性が高いと判断しています。(⇒11/12に反発を観測しました。)
FTX関連の記事は、こちらにまとめているので参考にしてみてください。
予想の結果とアラメダリサーチのインパクトの大きさの算出(2022年11月12日時点追記)
今回のアラメダの件のインパクトの大きさを過去の事例と比較して算出します。
インパクトの大きさ
バイナンスが買収を断念した際のショックの大きさを2022年の対数利益率で確認します。
今回と同じ下落幅は、6/13にも存在します。
ソースはこちら。
- バイナンス買収断念と米国の利上げ拡大懸念が同程度のインパクトともいえる
- ただ、今回はアラメダの財務懸念が出た時や出金停止(11/8、9)にも下げているので、トータルのインパクトとしては、今回の件の方が大きいと言えます。
アラメダの財務懸念のインパクトは、2022年11月8日の対数利益率に表れており、約-0.10です。
なので今回の件は、かなり大きいインパクトを与えたと言えます。
短期的な反発を観測
私の本記事での分析は、短期的に大きな反発があるというものでした。
その予想通り、かなり大きな反発を観測しました。
2022年では、3番目に大きな反発です。
今回の記事は、以上です。
ありがとうございました。
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