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イケハヤ氏が錬金術と呼んだIRON/TITANの暴落の理由とは?

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現在は、2021年6月18日です。

昨日Twitterをみていたら恐ろしいことが起きていました。

歴史的な大暴落だと思います。

その詳細が以下です。

月見
月見
  • 私もリアルタイムで2021年6月16日のイケハヤ氏のIRON/TITANに関するツイートをみていました。
  • 2021年6月17日にイケハヤ氏が錬金術と呼んだIRONが大暴落しました。

なぜ、IRONとTITANは大暴落したのでしょうか?

この点について分析していきたいと思います。

仮想通貨のIRONとは?

Iron(IRON)価格、時価総額、チャート、基本情報|CoinGecko
  • IRON(アイアン)は、ステーブルコインです

ステーブルコインは、価格が安定するように設計された通貨を指します。

ビットコインって、ドルや円と比較すると価格の変動が激しいのです。

なので、このような安定した通貨の需要があります。

IRONは一定期間の保有を条件に利回りが得られる仕組みというのがありました。

それ自体は珍しくないのですが、TITANと呼ばれる仮想通貨のバーン(焼却)とUSDCと呼ばれるドルの価格に固定されたコインを担保に発行できるコインというスキームがユニークなコインと言えます。

仮想通貨のTITANとは?

  • TITANは、IRONを発行するときに必要なコイン
  • IRONを発行するときにTITANは表面上なくなる(バーンされる)
  • IRONの生成に必要なのはUSDC+TITAN
  • USDCとは、ドルに裏付けらたステーブルコイン

IRONが生成されればされるほど、TITANの流通量は減るという代物でした。

なので、IRONが生成されればされるほど、TITANの希少性は、あがるので価格はあがるというのがロジックでした。

ここまでは良いのです。

しかし、そのTITANの価格は、このようになっています。

月見
月見

あれ、希少性はあがるってことは右肩あがりになるんじゃなかったの?

このように思った方も多いはずです。

しかし、そこには、罠がありました。

IRONが現金化できなくなった・・・

それは運営側のキャッシュが枯渇したためです。

仮想通貨のIRONは発行されるほど、利回りは上がる?

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  • 最大の謎:仮想通貨のIRONは発行されるほど、利回りは上がる

当初IRONは、発行されればされるほど利回りが上がりかつIRONの価値も上がるという仕組みのように見えるコインでした。

なぜなら、TITANの価格が上がるためです。

IRONはTITANをロック(バーン)することで、発行できることから、ロックされたTITANの価格が高騰するため、IRONの利回りは上がるというもの。

月見
月見
  • 冷静に考えるとここがおかしいですよね
  • 別に錬金術にはならないんじゃ?

これは、永久機関のように一瞬思えるのですが、それは、市場の摂理に反しています

摂理

  • IRON+利回り=TITAN+USDC

USDCとTITANへの資金の流入によって、IRONの利回りへ資金は流入すると考えられます。

しかし、この流入分が、IRONを保有することで得られる利回りの方に、ほぼ流れていくことになるはずです。

なので、当然IRONの利回りが高ければ、破綻します。

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さらに、IRONを発行する際、USDCをロックするということが、資金の流入を生んでいるのですが、そのUSDCは、TITANのステーキング報酬に当てられているのです。

そう、なので当然、トータルのお金の量は変わらないのですが、それをくるくる回すことであたかも永久機関のように感じさせているというのが今回のロジックとなります。

TITAN自体は、ステーキングの報酬がUSDCであることから、急激な価格上昇は、ARPを下げることは予想されます。

この点について触れられていないと、錬金術に感じた可能性はあるといえるでしょう。

また、後から参入する方は圧倒的な不利な状況を作ることで「早く買わなきゃ」という市場心理をうまくついたスキームであったのも事実。

結果、運営側はキャッシュが枯渇し、IRONが現金化できなくなりTITANが暴落・・・。

なぜ暴落したのか?

暴落の理由は、以下と推定します。

  • TITAN益とIRON益からUSDCを増やすはずだったが、それは無理のあるロジックでIRONを現金化できなくなった
  • 結果、IRONの運営が逃亡したと市場は判断したため
月見
月見

投資の世界は、注意が必要。間違いなく永久機関や錬金術なんてものは投資の世界、この自然界にはないです。気をつけて下さい。

結果予想される展開は2つ・・・

  1. 勘違いするような情報で永久機関のように思わせ、カモとなる投資家の資金を流入させ、一部のハゲタカのような投資家(運営を含む)が、一気に売り抜くといった手法がとられた可能性があるため(はめこみ投資やポンジスキームの可能性)
  2. 急激な価格上昇に対し、運営は、TITAN自体のARPの低下による影響の考慮やIRON発行にともなるUSDCの枯渇に気付けなかった可能性

私は、1の可能性が高いと判断しています。

なぜこのような情報に踊らされたのか?

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  • 「高い年利」に対し、人間の欲望から冷静な判断を失った可能性があるため
  • 「錬金術」というありもしない現象をあるかのように勘違いした可能性があるため

なんと、以下二つの仮想通貨をロックすることで、利回りが年利90000%以上になっていた。

  • IRON
  • USDC

これが本当か?を証明することは難しいです。

なぜなら、こういったコインで詐欺が過去にあったためです。

仮想通貨の世界は、法律面の対応がまだまだのところがあり、取り締まりが難しいケースが多々有ります。

なので、個人個人が気をつけて投資をするということが大切かと思います。

特に、「これは錬金術だ」などと投資の世界で断定的にものを語るっている意見には注意が必要です。

(*イケハヤ氏は「錬金術かもしれない」とあくまで語尾は濁していましたね・・・)

月見
月見

私もその記事も読んでいたし、ツイートもみていました・・・正直暴落したときに、言葉にならなかったです。

そして、その結果イケハヤ氏のツイッターアカウントはロックをかけてしまいました・・・

あくまで、「可能性がある」とか、「推定される」とか、良識がある方こそ、こういった語尾を使う傾向があるというのが私の経験則です。

仮想通貨投資をするならばどのような銘柄が良いのか?

Ethereum, ビットコイン, Cryptocurrency, コイン, Btc, スイス連邦工科大学

私は、仮想通貨投資をするならば、以下二つの仮想通貨を軸にポートフォリオを組んだ方がよいと判断しています。

  • ビットコイン
  • イーサリアム

その理由は、実用性があるからです。

今回問題となったIRON、TITANは、実用性ではなくロジックがユニークだった。

そのユニークさに目がくらみ投機的に資金が集まった可能性が高いです。

よって、暴落スピードも早かった

投資は、あくまで実用性をしっかり見定めて行うものだと思います。

そしておすすめの取引所は、Coincheck(コインチェック)です。

まずは、国内の取引所で認可されている仮想通貨の取引を始める方がよいかと思います。

TITANやIRONのような時価総額がかなり低いコインは、正直、、、初心者には、難しい。

上級者ですら、難しい案件なのです。

コインチェックでまずは、仮想通貨投資を始めてみたいという方はぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

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