2020年にもなって、今からC言語を学ぶメリットってなんだろうとお悩みの方がいらっしゃるかと思います。
なぜなら、C言語って難しいし、初心者向けの言語ではない・・・など少し難しいイメージがあるためです。そこで、C言語の特徴と学ぶメリットを中心に解説します。
筆者もC言語はとっつきにくかったです。なぜなら、記述する分量が多いと聞いたからです。ではなぜ、2020年の今から学ぶのか?ってあたりの理由をC言語のメリットと絡めながら解説したいと思います。
C言語の歴史
まずは、C言語の歴史から見ていきましょう。
- C言語は、1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーが主体となって開発した汎用プログラミング言語です。
彼らは、のちにUNIXと言われるOSを開発したそうです。このUNIXというのは、Linuxの元になった言語だそうです。
つまり、C言語より前ではOSは機械語(人間には理解しにいくい言語)で記述されており、C言語の登場により、効率が飛躍的に向上したと言われています。
現代では、とても記述しにくいイメージのC言語の登場当時は真逆のイメージなのね・・・
C言語のメリット
Pythonの新しい言語が開発されているにもかかわらずC言語が未だに使い続けられているのは、メリットがあるためです。
- 他の言語よりも少ないメモリで動作可能
- スピードが早い
これを実現している理由が、コンパイル語のマシン語のコードが最小限で生成されるためです。
C言語のデメリット
もちろんC言語にデメリットもあります。
- 他の言語よりも分量が多い傾向
- メモリ操作が複雑
- 環境により仕様が異なる
他の言語は、多機能で且つカーページコレクタというメモリ管理機能を持っています。一方でC言語はシンプルで且つメモリ管理も記述する必要があります。車でいえばマニュアル車ですね。
C言語の用途
OS開発
LINUXの元になったUNIXの開発のための言語ということもあり、OS開発には現代でもC言語が使われます。
プログラミング言語の開発
RubyやPythonなど、実は多くのプログラミング言語のベース部分はC言語で作られています。
ゲーム開発
Unityって言語でゲーム開発をすることが多いと思いますが、実は、ハードウェアの性能をフルに使う場面では、C言語が主流です。
組み込み・マイコン制御
様々な機器を制御するのにマイコンと呼ばれる小型コンピュータで構成された組み込み機器と呼ばれる部品があります。これの制御には、C言語が使われます。(Pythonも)ただ、ハードウェアの性能を最大元に引き出す場面では、C言語がメインなことが多いです。
C言語は、メモリ制御が大切
ここまで、解説を読んでいてお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、C言語は、メモリ制御が大切です。C言語マスターになるんは、「ポインタ」と呼ばれるメモリ制御に関する処理をしっかりと学ばないといけません。
まとめ
C言語の特徴と学ぶメリットを中心に解説しました。1970年代に開発されてから、2020年になるまで、その動作スピードという観点から他の言語への置き換えが厳しい言語なんですね。だからこそ、学ぶ価値があるということがわかりました。
C言語のメリットは以下です。
- 他の言語よりも少ないメモリで動作可能
- スピードが早い
C言語のデメリットは以下です。
- 他の言語よりも分量が多い傾向
- メモリ操作が複雑
- 環境により仕様が異なる
C言語マスターになるんは、「ポインタ」と呼ばれるメモリ制御に関する処理をしっかりと学ばないといけません。
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