レビュー
「アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る」のレビューをしたいと思います。
私は、エンジニアということもあり非常に考えさせられる本でした。というのも、中国や米国で発展してるサービスで日本ではあきらかに遅れている分野を題材にしているためです。そのサービスの元となる考え方とは、「Online Merges with Offline」の略称で、日本語に直訳すると「オンラインとオフラインを併合する」という意味になります。
私は、仕事柄、中国や米国には出張で行くことがあるのですが、日本とは文化が全くことなります。例えば、日本では現在でも「現金文化」が根強く残っています。一方で、特に中国ではキャッシュレスが当たり前です。「中国はキャッシュレス」と文章を読めば、簡単に理解できると思います。しかし、実際日本人が中国人に行き、キャッシュレス文化に触れると困ると思います。
「レジで小銭をだすと嫌な顔をされる。」という経験を私はしました。
こういう体験をして、初めて文化というものを理解できるのだと思います。
現金という文化は若干、悪なのです。
日本という国は、なかなか「現金文化」が離れません。だからこそ、新しいサービスなどに対し、体感する文化が醸成されないんだよな・・・と私は思います。でもそれもまた文化で、良い面も悪い面あると思います。
この本に関しても、自分は中国や米国に行き体験したからこそ、理解が深まる部分が多かったです。
どんな人におすすめか?
新しい分野、新しいサービス、新しい考え方というものが好きな人にはおすすめな本だと思いました。
- これから新しいサービスを作りたいエンジニア
- 新規事業を創出したいビジネスマン
- デジタルサービスの最先端を知りたい方
考えさせらたこと

これから、日本という国は、どれだけデジタル化が進むのだろうか?ということです。
日本のウェットな文化は個人的には好きです。「レジでお金を払う」って確かに無駄です。デジタル化して、ウィーチャット経由で払えば、わざわざレジに並ばなくて良いです。しかし、人と人が接点を持つという点では、「レジでお金を払う」という行為の方が良いです。というのも、これからデジタルが進むと人と人との接点がより価値の高いものになるからです。個人的には、人と人が接点を’リアルの場’で持つって価値だと思います。だからこそ、スターバックスは発展を遂げてきたという事実もあると思います。
ただし、時代はコロナウイルスによって大きく変わりました。
今後は無駄な人と人の接点は、”本当の無駄”と判断される時代になるのかもしれません。
私は、日本という国の奥ゆかしさやおもてなしの文化の中には、実は日本人はウェットな文化が見え隠れしていたのではないかと思うのです。
はたして、日本が中国や米国のサービスが先駆けと捉えて、同じようにドライかつ効率的なエコシステムを構築するのが本当に良いのか?と考えさせらました。



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