どうも、月見(@Suzuka14144156)です。
今回は、2024年のビットコインの価格について、を2023年の米国債10年利回り、S&P500、ナスダック、ダウの関係から分析します。
なので、このようなお悩みの方におすすめの記事です。

- 仮想通貨って、米国経済の関係性は?
- ビットコインの価格は、2024年以降上昇するの?
米国経済とビットコインの関係について
これまでの米国経済とビットコインの関係をまとめると以下になります。
米国経済とビットコインの関係に関する基本的な考え方は、以下で解説していますので参照ください。
参考:2022年のビットコインと米国債10年利回り、S&P500、ナスダック、ダウの関係と2023年の見通し
2022年と2023年の米国経済とビットコインの関係の違いについて
以下は、2022年と2023年のビットコインと各指数の相関係数です。

- 相関係数は、簡単に説明すると1に近いほど、同じ動きをしやすいという指標。
- 1に近い場合: これは強い正の相関を示し、片方のデータが増加するともう一方も増加する傾向があります。例えば、勉強時間と成績が1に近い相関を持つことがあります。
- -1に近い場合: これは強い負の相関を示し、片方のデータが増加するともう一方は減少する傾向があります。例えば、雨の量とピクニックの参加者数が-1に近い相関を持つことがあります。
- 0に近い場合: これは相関がほとんどないことを示します。片方のデータが変動しても、もう一方のデータにほとんど影響を与えません。
ドル指標は、2022年負の相関があったが、2023年は相関が少ないことが分かります。
また、米国債10年利回りは、2022年負の相関があったが、2023年は若干正の相関になっています。

- この理由を分析すると2024年のビットコインの価格の分析につながりそうです。
POINT1「ビットコインと米国ドル」の連動性の有無
2022年のビットコインの価格とドル指数を正規化して、表示します。

2022年は、ドル指標は右肩上がりな一方で、ビットコインは右肩下がりであることが分かります。
2022年は、米国では政策金利が引き上げられたことが主な要因です。
一方で2023年はどうでしょう?

2023年は、ビットコインは右肩上がりの状況に対し、ドル指標は、約3か月サイクルで、レンジ相場の動きとなっています。
- 2022年にあったビットコインの価格のドルとの連動性は、2023年には確認できない。
これは、徐々に市場がリスク資産へ資金を流入させている背景が強いと考えれます。
というのも米国の政策金利の上昇も一服したためです。
POINT2ビットコインと米国先10年利回り」の連動性の変化
2022年のビットコインの価格とドル指数を正規化して、表示します。

2022年は、10年債利回りは右肩上がりな一方で、ビットコインは右肩下がりであることが分かります。
一方で2023年はどうでしょう?

2023年は、ビットコインは右肩上がりの状況なのに対し、10年債利回りも右肩上がりであることが分かります。
10年債利回り上昇の原動力は、力強い消費に支えられた経済の堅調さです。
つまり、2022年、2023年は米国の長期金利は上昇し続けたという結果になります。
一方で2023年は、リスク資産への資金流入もあり、ビットコインへも資金が流れてきたと言えるでしょう。
2023年のビットコインとアルトコインの成長率
以下は、ビットコイン(BTC),イーサリアム(ETH)、バイナンスコイン(BNB)、ソラナ(SOL)の比較です。
2023年1月1日の価格を1とした場合の相対値を縦軸に取っています。

この結果から、ソラナが10倍以上に成長しています。
2023年は、アルトコインの成長率が高かったことが分かります。
ビットコインはこれまでビットコインの価格上昇→アルトコインの上昇→暴落というサイクルを繰り返しながら、価格が上昇してきました。
以下は、2016年~現在までのビットコインとイーサリアムの価格です。
縦軸は、両者0-1に正規化しています。

このグラフからビットコインの価格上昇後にイーサリアムの価格も成長していることが分かります。
2024年時点では、イーサリアムの成長率は、ビットコイン比べると低いことから2024年2月から投資するのであれば、イーサリアムは良いでしょう。
ビットコインに比べてまだ成長が短期的に期待できます。
- 2024年2月から投資するのであれば、イーサリアム(アルトコイン)がよい
しかし、アルトコインの上昇の後には、暴落がくるのが歴史上可能性が高いです。
このことから、2024年は暴落の可能性が示唆されるので注意が必要と言えるでしょう。
- アルトコインの成長のあとには、暴落が来る可能性が高いことから2024年は、暴落に注意が必要
2024年の逆イールド状態のビットコイン価格への影響
- 米国10年国債と2年国債の利回り差(イールドカーブの一部)は、米国経済の健康状態を示す重要な指標とされています。この利回り差は、特にリセッション(景気後退)と強い関係があります。以下に、利回り差と米国株、そしてリセッションとの関係について説明します
2024年は、歴史的にみても最長の逆イールド状態です。
- 逆イールドが発生すると、短期的には株式市場が不安定になりやすくなり、リセッションが起きます。
- リセッション(Recession)とは、「景気後退」を表します。
しかし、現在は、リセッションは起きることなく、ビットコインの価格は上昇しています。
ただ、重要なのは、逆イールドが解消された後にリセッションが発生するということです。
以下のグラフは、塗りつぶしている箇所がリセッションの時期を示しており、逆イールド解消後にリセッションがきていることを示しています。

参考:Yield curve inversion and market performance
よって、景気後退の可能性が示唆されるので、注意が必要でしょう。
2024年の米国経済とビットコイン価格予想
2022年3月にゼロ金利を解除し、2023年7月までFRBは利上げを続けました。
その効果が、2024年は徐々に顕在化することが予想されます。
一方で、非農業部門雇用者数は、2024年1月時点で、約35万人で推移しており、堅調です。

失業率は、約4%で推移しており、比較的安定しています。

このこともあり急激な米景気が下降することは考えにくい状況でしょう。
2024年のステーキングはどうか?
上記の通り、2024年は長期的には仮想通貨市場は価格が下落するかレンジ相場になる可能性が高いと思われます。
なので、仮想通貨よりはUSDTなどのステーブルコインへのステーキングが良いでしょう。
以下は、ドル指数のグラフですが、2023年からレンジ相場となり、比較的安定しています。
なので、長期投資向けの状況と言えるでしょう。

USDTのステーキングは、Bybitがオススメです。
というのも利回りが100%以上のキャンペーンを実施しているためです。

その他、2024年のオススメのステーキング銘柄や高利回り銘柄等の情報は以下を参考ください。
参考:【2024年最新】オススメのステーキングランキング7選!利回りが高い銘柄一覧
2024年米国経済の最新状況
2024年8月時点
- 米国経済指標からも、政策金利は引き下げの方向が濃厚

参考:Fed leaves rates unchanged, sees only one 2024 cut despite inflation progress
2024年は、逆イールド状態でしたが、8月時点で解消される可能性が示唆されてきました。
GDP成長率
2024年第2四半期(4-6月期)の実質GDP成長率(速報値)は、年率換算で2.8%増となりました。これは第1四半期の1.4%増から加速しています。主な要因として以下が挙げられます。
- 個人消費の増加
- 在庫投資の増加
- 設備投資の増加
雇用統計
7月の雇用統計では、以下のような結果が報告されています。
- 非農業部門雇用者数の増加
- 失業率は4.3%と、前月の4.1%から若干上昇
インフレ指標
6月の消費者物価指数(CPI)は、以下のような結果となりました。
- 総合指数が前月比でマイナスに転じる
- インフレ抑制に向かう兆候が見られる
製造業関連
7月のISM製造業景況指数は48.5と、依然として50を下回っており、製造業セクターの弱さが続いています。
今後の注目点
- 8月22日〜24日に開催される「ジャクソンホール会議」:
- FRBの金融政策の方向性に関する重要な手がかりとなる可能性があります。
- 9月のFOMC(連邦公開市場委員会):
- 利下げの可能性が市場で注目されています。
- 今後の経済指標:
- 特に雇用統計やインフレ指標が、FRBの政策決定に大きな影響を与える可能性があります。
ジャクソンホール会議
2024年の「ジャクソンホール会議」の具体的な議題については、以下のような情報が得られています。
「金融政策の有効性と波及の再評価」(Reassessing the Effectiveness and Transmission of Monetary Policy)
注目される主な議題:
その他の可能性のある議題:
パウエルFRB議長の講演:
8月23日に開会挨拶を行う予定で、今後の金融政策運営に関する新たな見解が示されるかが注目されています
この会議では、世界各国の中央銀行総裁や財務大臣、学者、金融市場関係者が参加し、経済政策について広範な議論が行われます。特に、パウエルFRB議長の講演は、FRBの金融政策の方向性に関する重要な手がかりとなるため、金融市場から非常に注目されています。なお、具体的な議題や講演内容の詳細は、会議が近づくにつれてさらに明らかになる可能性があります。
まとめ
今回は、2024年のビットコインの価格について、を2023年の米国債10年利回り、S&P500、ナスダック、ダウの関係から分析しました。
今回の記事は、以上です。





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