2021年に入りビットコインの価格は、大幅に上昇し、2017年末に約231万円だったビットコインの価格は、2021年4月には700万円に到達しました。
約3倍も価格が上昇したことになります。
そんなビットコインですが、なんと2021年には、1000万円に到達するとの予想があるのです。
その予想というのが、ストックフロー・モデルと呼ばれる理論に裏付けされた予想になります。
今回は、このストックフロー・モデルを深堀し、その妥当性を解説していきたいと思います。
ストックフロー・モデルとは?
希少性という観点から、その価格を算出するモデルをストックフロー・モデルと呼びます。
ここでいう希少性をSFという値で示します。
SFは次式で表されます。
SF = stock / flow
ビットコインには、半減期が存在します。
この半減期がくることで、flowの値が減りSF値が高くなるため、ビットコインの価格は上昇するという理論になります。
ストックフロー・モデルはもともとは金や銀に使われていた?
ストックフロー・モデルは、金や銀の適正価格を把握するための指標として用いられていました。
なぜ金や銀なのでしょうか?
それは、金や銀は株式とは違い、キャッシュフローを生み出すことに価値がつくわけではないためです。
金や銀の価格というのは、需要と供給のバランスから価格が決定されるためです。
その妥当な価格を決定づける一つの指標として、SF値があります。
例えば、上の表からは、金のSF値が62とあります。
これは、現在の金のストックを供給しようとすると62年かかるという意味です。
ビットコインにおけるストックフロー・モデルとは?
ビットコインんも金や銀と似た側面があります。
それはビットコインは、発行枚数の上限が決まっているということです。
そして、供給量は半減期により年々減る仕組みということです。
そこで、ビットコインと金の時価総額とSF値の関係をプロットしたグラフが以下です。
このグラフから、正の相関があることがわかります。
つまり、このストックフローモデルというのは、「金や銀などの価格推定の指標として機能しており、ビットコインにも適用することが可能であると言えそう」ということになります。
- 横軸:SF値
- 縦軸:時価総額
ビットコインの価格をストックフローモデルで表したのが以下のグラフになります。
- 灰色の線:ストックフローモデルから予測されるビットコインの価格
- カラフルな線:ビットコインの実際の価格
この二つの線を比較すると非常にフィットしていることがわかります。
つまり、これまで、ストックフローモデルというはの、ビットコインの価格を精度よく再現していたということなります。
ビットコインの今後の予想は?
ストックフローモデルによれば、2021年にビットコインの価格は、1000万円を突破する見込みとなっています。
2021年4月21日現在でビットコインの価格は約600万ですので、おおよそ1.6倍ほど上昇する見込みということです。
アルトコインは?
ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼ぶのですが、このアルトコインもビットコインと連動して価格が変動することが多いです。
なので、ビットコインの価格が上がれば、アルトコインの価格もあげやすい傾向があります。
しかし、いかにも怪しいコインを購入すると、暴落する危険性が高まります。
- なのでおすすめは、Coincheckに上場しているコインから選ぶのがよいと筆者は考えています。
なぜなら、日本の仮想通貨市場に上場するというのは、それだけ信頼性が高いコインという裏付けとなるためです。
また、世界の中でも比較的投資比率が大きい日本市場からのお金が流れるとなるとそれなりに安定した価格で推移することが予想されるためです。
なので、まずはCoincheckにどのようなコインが上場しているのかをチェックすると良いかと思います。
これからもストックフローモデル通りに上昇するの?
これだけは、不明です。
ただ、このストックフローはこれまでのフィッティングの高さから、知名度の高いモデルであることは間違いありません。
そのため、このモデルを知って、ビットコインを長期保有している方が、一定層いるというのも事実です。
なので、このモデルがあるため、ビットコインの価格が上昇しやすい、価格が安定しやすい状態になったと筆者は考えています。
ただ、短期的には、2021年4月は横ばい、もしくは価格が下落する可能性が高いと筆者は考えています。
ここらへんの詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ
ストックフローモデルにより、ビットコインの価格は2021年中に1000万を突破する見込みです。
そのストック・フローモデルとは、金や銀の価格を算出するための指標として機能しています。
そのモデルをビットコインに当てはめても、時価総額を縦軸、SFを横軸にとると正の相関があることから、機能している可能性高いです。
もし、ビットコインだけでなく、アルトコインにも投資を検討するのであれば、Coincheckに上場しているコインから選ぶことで、比較的リスクの低い選択となる可能性が高いと判断します。
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