どうも、月見(@Suzuka14144156)です。
この記事では、Perplexityを使った効率的な論文調査の方法について解説します。
よってこのようなお悩みをお持ちの方におすすめの記事です。
- Perplexityって?
- 論文調査に使えるの?
Perplexityとは?
- Perplexity AIは、2022年8月に設立されたAIを活用した研究・会話型の検索エンジンです。
目 | 内容 |
---|---|
概要 | – 対話型のAI検索エンジン – 自然言語で質問すると、インターネットから情報を収集して回答 |
開発元 | Perplexity AI社(2022年8月設立) |
公開時期 | 2022年12月 |
使用技術 | – OpenAIのGPT-3.5モデル – Microsoft Bingの検索エンジン |
特徴 | – 最新情報に基づく回答 – 回答の根拠となる出典の明示 – ログイン不要ですぐ利用可能 – 回答をURLで保存・共有可能 |
利用方法 | – Webブラウザ – スマホアプリ – Chrome拡張機能 |
料金 | – 基本無料 – 有料プラン「Perplexity Pro」あり |
日本語対応 | 可能 |
主な特徴は以下の通りです。
特徴
- OpenAIのGPT-3.5モデルとMicrosoft Bingの検索エンジンを組み合わせている
- ユーザーが自然言語で質問すると、ウェブ上の関連情報を収集・要約して回答を生成
- 回答中で参照した情報のソースURLを明示し、情報の信頼性を確認可能
- 無料版ではGPT-3.5ベースのPerplexityモデルを使用。有料版ではGPT-4やClaude 3など最新のAIモデルも利用可能
- 2024年1月時点で約1000万人の月間アクティブユーザーを獲得
- 2024年1月までに総額約1億ドルの資金調達を実施。Jeff Bezos氏やNVIDIA、Databricksなどが出資
- CEO のAravind Srinivas氏は、以前OpenAIやDeepMindで研究者として勤務
以上のように、Perplexity AIは検索とチャットAIを融合させた新しいタイプの検索エンジンとして、急速に成長を遂げています。
利点
- 高度な自然言語処理により、質問の文脈や意図を理解し、的確な回答を提供できる
- リアルタイムでウェブを検索し、最新の情報を常に取り込んでいるため、最新のトピックについても回答可能
- ウェブサイトだけでなく学術論文や業界レポート、ソーシャルメディアの議論など、多様な情報源を統合して、バランスの取れた見解を示せる
- 単に回答を提示するだけでなく、分かりやすい自然言語で説明するので、トピックについて学習するのに最適
- 長い記事やレポートを要約し、重要なポイントを簡潔にまとめられるので、時間を節約できる
- 回答の情報源を明示し、情報の信頼性を検証できるので、研究や意思決定に役立つ
- 研究者、ライター、アーティスト、ミュージシャン、プログラマーなど、様々な職業の人々の作業を支援できる汎用性の高いツール
- 無料版でも基本的な機能が利用でき、高度な機能が必要な場合は有料プランを選べる柔軟な料金体系
- ユーザーフレンドリーなインターフェースで、AIが初めての人でも直感的に使いこなせる
- SEOコンテンツ作成、ファクトベースのライティング、書籍の要約など、様々な用途に活用できる
従来の検索エンジンの限界を超えた文脈理解と多様な情報源の統合が、Perplexity AIの大きな強みだと言えるでしょう。
Perplexityの基本的な使い方
- Webサイトにアクセスし、検索バーに調べたい内容を入力
Perplexityによる論文調査方法
他のAI論文検索ツールとの比較
- Elicit:論文に特化。Perplexityと併用がおすすめ。
- Consensus:査読済み論文に限定した検索が可能
項目 | Perplexity AI | Elicit | Consensus |
---|---|---|---|
概要 | 自然言語による質問に対し、ウェブ上の情報を統合して回答を生成するAIアシスタント | 論文検索に特化したAIツール。論文の要約と関連性の高い論文を提示 | 質問に対して関連する査読済み論文を探し出し、回答を生成するAIツール |
検索対象 | ウェブ上の様々な情報源(論文、ニュース、SNSなど) | 主に学術論文のデータベース | 査読済み学術論文のみ |
出力形式 | 自然言語による回答文と、根拠となる情報源の引用 | 論文リストと1文の要約、関連論文の提示 | 質問に対する回答文と、根拠となる論文の引用 |
長所 | 幅広い分野の質問に回答可能、最新情報を反映、ソース明示で信頼性が高い | 論文の質を評価しながら検索可能、要約があり効率的、関連論文の提示 | 査読済み論文のみに絞れる、回答の信頼性が高い、Yes/No質問に対する統計提示 |
短所 | ウェブ上の情報には信頼性の課題あり、回答が浅くなる可能性 | 論文データベースに限定される、要約の正確性に課題 | 回答が浅くなる可能性、ニッチな分野では不十分な場合あり |
利用シーン | 概要的な知識を得たい場合、最新情報が必要な場合 | 論文検索が中心の作業の場合、レビューや研究の立ち上げ時 | 高い信頼性が求められる場合、特定分野の知見を得たい場合 |
料金 | 無料と有料プラン | 有料(一部無料トライアル) | 無料と有料プラン |
詳細は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
Perplexityによる論文調査の注意点
Perplexityを使って論文調査をする際の主な注意点は以下の通りです。
検索結果の信頼性の確認
- Perplexityは最新の情報を含むWebページも検索対象とするため、査読済み論文以外の情報も検索結果に含まれる可能性がある
- 検索結果に表示された各ソースの信頼性を確認し、必要に応じて原著論文を確認する
ニッチな情報への注意
- PerplexityはWebページも検索対象とするため、ニッチな情報を調べる際は内容が不十分な論文が検索結果に含まれることがある
- ニッチな情報の場合は特に、検索結果の内容を精査する必要がある
検索結果の網羅性
- Perplexityの検索結果はあくまで上位のものに限られ、関連する全ての論文を網羅しているわけではない
- 重要な論文を見落とさないよう、他の文献検索ツールと併用することが望ましい
検索クエリの工夫
- 検索クエリに”[PubMed]”を含めると、PubMed収載論文に限定して検索できる
- 検索クエリを工夫することで、より目的に合った検索結果を得られる
検索結果の読み込みと理解
- Perplexityは検索結果の要約を提示するが、要約の内容が論文の主張と完全に一致しているとは限らない
- 要約を鵜呑みにせず、必ず元の論文を読んで内容を理解する必要がある
以上のように、Perplexityは論文調査の効率化に役立つ一方で、検索結果の精査は利用者自身が行う必要があります。Perplexityを論文検索の補助ツールと位置づけ、最終的な判断は利用者自身が行うことが肝要です。
Perplexity Pro
Perplexity AIは、最新情報に基づく正確な回答と情報源の明示で注目を集める対話型AI検索エンジンです。無料版でも十分な機能がありますが、さらに検索体験を向上させたい方にはPerplexity Proがおすすめです。Perplexity Proは月額$20または年額$200の有料プランで、以下のメリットがあります。
- 1日あたり最大600回のCopilot(検索アシスタント)の利用
- GPT-4、Claude、Anthropic、Googleの各種言語モデルの選択
- 画像やPDF、CSVファイルのアップロード(最大25MB)
- 新機能の追加料金なしでの利用
- プライベートDiscordコミュニティへの参加
特にCopilotの利用回数が飛躍的に増えるのは大きな魅力です。
頻繁に検索する方や、より正確な回答を求める方にとって、Perplexity Proは生産性向上に役立つでしょう。Perplexity AIの検索能力を最大限に活用し、優れた体験を得たい方は、ぜひPerplexity Proをお試しください。きっとあなたの情報収集が加速するはずです。
ならお得に始められるチャンスです。以下のリファラルリンクから入会すると、初月50%オフの$10でPerplexity Proを体験できます。
参考:リファラルリンク
まとめ
Perplexity AIは2022年8月に設立された、AIを活用した対話型検索エンジンです。ユーザーが自然言語で質問すると、OpenAIのGPT-3.5モデルとMicrosoft Bingの検索エンジンを組み合わせて、ウェブ上の関連情報を収集・要約し、回答を生成します。回答中で参照した情報源のURLを明示することで、情報の信頼性を確認できます。主な特徴は、高度な自然言語処理による的確な回答、最新情報の取り込み、多様な情報源の統合、自然言語による分かりやすい説明、要約機能、情報源の明示などです。無料版と有料版があり、基本的な機能から高度な機能までを選択できます。Perplexity AIは論文調査にも活用できますが、検索結果の信頼性、ニッチな情報への対応、網羅性、検索クエリの工夫、要約内容の確認など、いくつかの注意点があります。論文検索の補助ツールとして活用しつつ、利用者自身が最終的な判断を行う必要があります。
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