はじめに
初心者の方向けにデータ分析の基本をPythonを使って解説している「Python2年生 データ分析のしくみ 体験してわかる! 会話でまなべる!」の本のレビューをします。
これから、Pythonを使って、データ分析を行いたい方におすすめの記事です。
本記事の筆者は、大手企業でデータ分析を専門にしています。今回は筆者が実際に読みこみ、解説します。
結論
「Python2年生 データ分析のしくみ 体験してわかる! 会話でまなべる!」は、初心者の方に、非常におすすめです。なぜなら、データ分析ではプログラミングだけ理解すれば良いのではなく、その裏にある数学的な要素の理解が非常に大切になります。本書では、その数学的な要素が非常にわかりやすく書かれています。おそらく中学生レベルの数学を習得されている方なら読了できるレベルだと思います。ぜひ、データ分析の基礎を学びたい方は本書で勉強されると良いと思います。
オススメの理由
「Python2年生 データ分析のしくみ 体験してわかる! 会話でまなべる!」がオススメの理由を以下三点に分けて解説します。
データ分析で用いる基本的な数学の説明がわかりやすいため
データ分析では、「平均」「分散」「正規分布」「相関係数」など数学の面を少なからず理解する必要があります。なぜなら、数学的な要素を理解していないで、例えば相関係数を用いても、分析結果にたいする考察が浅くなってしまいます。データ分析においては、「考察」が最も大切だと筆者は考えています。そのため、数学はきっちり理解して、相関係数などの分析ツールを用いることが非常に大切です。分析ツールを使う事自体は難しくないです。難しく、大切な部分は適切な場面で使いこなすことです。
本書では、データ分析で用いる基本的な数学の部分が非常にわかりやすく説明されています。なので、どこで、どのようなツールを使うのかを理解するのが、明確になると思います。よって、数学にあまり自信がない方こそ、本書での勉強をオススメします。
分析結果の可視化方法を詳細に解説しているため
データ分析において、グラフによる可視化は必須のスキルです。こちらも、どのようなデータのときにどのようなグラフを用いるかをきっちりと理解している必要があります。私の現場おいても、この部分ができていない方が非常に多いです。例えば、たし合わせて100%になるデータの場合には、円グラフを用いるのが一般的ですが、棒グラフを用いる方が、多々います。また、2変数間の相関関係を示したいのに、棒グラフを使うなどです。これだと、データから何をいいたいのかというのが伝わりにくくなってしまうのです。
相手に、何を伝えたいかで用いるグラフは異なります。この部分を本書では的確に解説していると筆者は判断しました。
ジュピターノートブックをベースに解説しているため
ジュピターノートブックとは、ノートブックと呼ばれる形式で作成したpythonのプログラムを実行するためのアプリケーションです。pythonでデータ分析をするには、ジュピターノートブックを使いこなせることが、必須級のスキルになります。本書では、ジュピターノートブックの使い方に関しても丁寧にわかりやすく解説されています。そのため、初心者方が感じるであろう、「いったい全体どのようなツールで分析したらいいんだよ」という迷いをすべて解消してくれるはずです。
今回の記事は、以上です。初心者の方且つ数学にあまり自信がない方データ分析をしたい方は、本書オススメします。
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