はじめに
PythonとC言語のどちらを学ぼうか迷っている方はいらっしゃいませんか?
筆者の結論としては、2020年の今から学ぶのであれば、Pythonがおすすめです。もちろん目的によって、学ぶべき言語は変わりますが、特になく、ニーズが高い言語を学ぼうという方であれば、間違いなくPythonです。その理由を解説したいと思います。
もしPythonを学んでみたいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。
なぜPythonがいいのか?
筆者は、大手企業でデータ分析や設計・開発の業務をしています。
みなさまが知っている企業だと思います。
私の会社では、C言語とPythonがメインですので、その二言語を私も学んでいます。
Pythonの方が少ない分量でコーディング可能
C言語は、プロトタイプ宣言や変数の宣言そして、コンパイルなど、すこし覚えることが多いです。
一方で、Pythonは短い分量で、同じことが実装できます。
その分Pythonのデメリットとしては、処理速度が遅いのです。でも初心者の方は、処理速度よりも、短い分量でやりたいことが実現できる方がトータルの開発時間は短くてすみます。そして、学ぶ上でも効率的に学べます。
C言語は、Pythonより難しいです。そして面倒臭いことが多いです。なので、初心者の方には、Pythonがおすすめです。
PythonではAIが比較的簡単に実装できる
Pythonのコミュニティは非常に活発です。なので、最新のAIのアルゴリズムも、すぐにライブラリとして配布されます。みなさまは、そこまで難しいことを考えずとも使いこなすことができるのです。これが、Pythonの最大の魅力だと思います。一方でC言語の魅力は、OSを操る言語だったことから、メモリの処理などができるため、高速で処理したい場面で活躍します。ハードウェアよりの開発をするには、C言語の方が有利な場面も多いですが、処理速度を除けば、Pythonにできないことはないです。一方で、C言語でAIを実装するには、大変な場面は、たくさんあると思います。
Pythonの方が月収が高い
■フリーランス市場におけるC言語フリーランス求人・案件の相場単価
フリーランスエンジニアのC言語フリーランス求人・案件の相場単価は50~65万円です。
■フリーランス市場におけるPythonフリーランス求人・案件の相場単価
フリーランスエンジニアのPythonフリーランス求人・案件の相場単価は65~85万円です。
C言語案件のフェーズ
主に組み込み/制御開発について、設計・開発から結合テストのフェーズまでの案件が多いです。
C言語案件の仕事内容
- 組み込み/制御開発
- 通信システム制御開発
- 業務アプリケーション開発
- この他にも、デスクトップアプリやスマホ用アプリ、ゲームソフトなど、特に処理速度が求められる場面で、C言語が求められ場面があります。
C言語案件の今後
以下の理由から、C言語の案件は今後も安定していることが予想されます。
- IoT市場が成長しており、処理が簡易なIoTシステムの構築にはC言語が向いている
- ソフトウェアなどのメンテナンスや機能拡張案件が当分続く
- 汎用性が高く、リアルタイム性が求められるゲームなど、幅広い分野で求められる
Python案件のフェーズ
システム開発やツール開発の案件が多数です。
Pythonが採用されている業種/業界
WEBシステム開発がメインだが機械学習系の案件も多いため、多種多様の業界から注目されています。ユニークなところとしてはゲーム開発、仮想通貨関連が挙げられています。
ゲームとか仮想通貨の開発とかやってみたいですよね。
Python案件の今後
機械学習やビッグデータは今後のトレンドになる可能性が高く、Pythonでの開発がメインになります。現段階の案件でも機械学習やビッグデータが多数ありますが、今後は更に増える可能性があるので注目です。
大手企業だとAI人材がかなり枯渇していますね。社内で育てようという流れが強いです。なので、即戦力だとかなり優遇されると思います。もちろん、ポテンシャル採用もあるので、しっかりと勉強する人材になれるか?が鍵といえそうです。
Python人材は今採用が活発
これは私の周りの情報なのですが、今は、Pythonがかける人が大手企業に採用されるケースが増えています。車関連や、ビッグデータ関連の企業や・・・超大手企業からのオファーが多いです。なので、きっちりとスキルを磨いて、面接に望めば、高い年収で安定して働くことができます。
ただ、中途採用の35歳以上の方は、間違いなくスキルと実績を求められます。
なので、まずは実績をだすためにも、勉強が必要と言えます。
そういった友人に「どうやって勉強してるの?」と聞くと「Udemy」が多かったです。
理由は忙しいし、プログラミングスクールは高いし、学びたいときに隙間時間で勉強を進められるからとの理由でした。
筆者もUdemyで沢山の講義を受けました。セールで買うと安い(2000円位)ので、セールを狙ってみてください。
プログラミング学習は最初が大変
プログラミング学習は、最初が大変です。一回理解すると、「あーなんだ。こんなもんか。」ってなるんですけどね。最初ってわからないことだらけなんです。なので、まずは、動画とかで勉強するのがスムーズかと思います。
その最初の大変さという観点からも、C言語の方が圧倒的に大変です。Pythonを学んでからC言語を学ぶと、だいたい勉強量は、無の状態から勉強を始めるよりも半分くらいのイメージです。なので、プログラミングの土台は、簡単な言語から始めた方がスムーズだと思います。
筆者は、C言語から学んで挫折して、Pythonから入って再度C言語を学びました。再度C言語から学んだ時は、スムーズに学べました。
まとめ
初心者の方はPythonがおすすめです。Pythonの勉強におすすめの本はこちらの記事を参考にしてみてください。
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