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Bybit(バイビット)はどこの国?特徴・評判・メリット・デメリットを解説

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仮想通貨取引の世界で急速に注目を集めているBybit(バイビット)。この取引所は、取引量がBinanceに次いで世界二位と非常にメジャーな取引所です。しかし、その実態や特徴について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか。

本記事では、Bybitの設立国から、その特徴的な機能、ユーザーからの評判、そしてメリットとデメリットまで、包括的に解説していきます。海外の仮想通貨取引所を利用することに興味がある方、あるいはより効率的な取引環境を求めている方にとって、貴重な情報源となるでしょう。

Bybitは2018年に設立され、わずか数年で世界有数の仮想通貨取引所へと成長しました。最大100倍のレバレッジ取引や豊富な取扱通貨など、他の取引所にはない特徴を持つBybitについて、詳しく見ていきましょう。

Bybit(バイビット)とは?どこの国?

  • Bybitは2018年にシンガポールで設立され、現在はドバイに本社を置く急成長中の仮想通貨取引所です。世界中で多くのユーザーを獲得し、取引の安全性と効率性に注力しています
項目詳細
会社名Bybit Fintech Limited
設立年2018年3月
本社所在地アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ
CEOBen Zhou(ベン・ジョウ)
事業内容仮想通貨取引所の運営
取扱通貨数300種類以上
ユーザー数6,000万人以上(2024年12月時点)5
サービス提供国130カ国以上
最大レバレッジ100倍(通常)
500倍(MT5)
ライセンス・アラブ首長国連邦VARA(ドバイ暗号資産規制機関)
・アスタナ国際金融センター(AIFC)
・キプロス証券取引委員会(CySEC)
特徴・高い流動性
・低遅延のマッチングシステム
・ゼロカットシステム採用
・日本語サポート対応

Bybitの会社概要

  • 仮想通貨取引所Bybitを運営する会社は、Bybit Fintech Limitedです。

Bybit Fintech Limitedは以下のライセンスを取得しています。

  • アラブ首長国連邦VARA(ドバイ暗号資産規制機関)
  • アスタナ国際金融センター(AIFC)
  • キプロス証券取引委員会(CySEC)

一方で、日本の金融庁から無登録での営業について警告を受けており、日本での合法的な営業は認められていません。

Bybitの所在地と運営会社

Bybitの所在地
  • アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ・ワールドトレードセンター

2023年にドバイへ本社を移転後、同国の仮想通貨規制機関VARAから認可を取得。アスタナ国際金融センター(AIFC)やキプロス証券取引委員会(CySEC)など複数の国際規制機関のライセンスを保持しています。

Bybitの設立年と歴史

  • 2018年3月:シンガポールで創業(当時の本社所在地)
  • 2021年:ユーザー600万人突破
  • 2022年:スポンサー契約でF1チーム「レッドブル・レーシング」と提携
  • 2023年:UAEドバイへ本社移転
  • 2024年:取引量で世界第2位の仮想通貨デリバティブ取引所に成長

現在は130ヶ国以上でサービスを展開し、暗号資産市場の規制強化に対応したグローバル戦略を推進しています。

Bybitの特徴

  • Bybit(バイビット)は高レバレッジ取引や豊富な取扱通貨が特徴です。130カ国以上でサービスを展開し、日本語を含む多言語対応と24時間サポートを実現しています。

Bybitの仮想通貨の取り扱い数

取引種類取扱数主要銘柄例
現物取引353種類BTC/ETH/XRP/SOL/DOGE
デリバティブ304種類BTC永続先物/ETHオプション

Bybitは、仮想通貨取引所として非常に豊富な取り扱い銘柄数を誇っています。2025年2月時点で、Bybitは735種類もの仮想通貨を取り扱っており、これは多くの国内外の取引所と比較しても際立って多い数字です。

参考:Coinmarketcap

国内の取引所と比較すると、Bybitの取り扱い銘柄数は圧倒的に多いと言えます。例えば、日本国内で最も取り扱い銘柄数が多いとされるbitbankでも、その数は40種類程度にとどまっています。

海外の主要取引所と比較しても、Bybitの取り扱い銘柄数は非常に競争力があります。例えば、Binanceは461種類、Coinbaseは273種類の仮想通貨を取り扱っており、Bybitはこれらの取引所以上の取り扱い数を誇っています。

さらに、Bybitは新規上場にも積極的で、2024年だけでも151の新しいトークンを上場させています。この積極的な姿勢により、Bybitは常に最新の仮想通貨プロジェクトにアクセスできる環境を提供しています。

参考:Leading the Way: Bybit Reshapes Industry Norms by Establishing New Listing Standards

このように、Bybitの豊富な取り扱い銘柄数は、国内取引所はもちろん、主要な海外取引所と比較しても非常に競争力があり、多様な投資機会を求める投資家にとって魅力的なプラットフォームとなっています。

レバレッジの最大値について

Bybitは、多様な金融商品に対して高いレバレッジ取引を提供しており、トレーダーに幅広い投資機会を提供しています。

商品区分最大レバレッジ特徴
信用取引100倍大多数の暗号資産を取引可能
仮想通貨FX200倍(MT5)BTC/ETHなど主要通貨対象
株価指数CFD500倍NASDAQ100/S&P500対応
商品CFD200倍金/原油取引可能

信用取引では、最大100倍のレバレッジが利用可能です。これは大多数の暗号資産に適用され、比較的高いレバレッジで多様な仮想通貨を取引できる点が特徴です。この高レバレッジにより、小額の資金でも大きなポジションを取ることができます。

仮想通貨FX取引では、さらに高い最大200倍のレバレッジが提供されています。これはMT5(MetaTrader 5)プラットフォームを利用する場合に適用され、主にBTCやETHなどの主要仮想通貨ペアが対象となります。このハイレバレッジ環境は、短期的な価格変動を活用したい経験豊富なトレーダーに特に人気があります。

株価指数CFD取引では、驚異的な最大500倍のレバレッジが提供されています。NASDAQ100やS&P500などの主要な株価指数を対象としており、グローバルな株式市場の動きを活用した取引が可能です。このような高レバレッジは、小さな価格変動でも大きな利益(または損失)を生む可能性があるため、リスク管理が極めて重要です。

商品CFD取引では、最大200倍のレバレッジが利用可能です。金や原油などの主要なコモディティを取引対象としており、これらの商品市場の価格変動を利用した取引戦略を立てることができます。

これらの高レバレッジ取引オプションは、Bybitが提供する多様な取引機会の一部です。しかし、高レバレッジ取引には高いリスクが伴うため、Bybitはリスク管理ツールも提供しています。例えば、ゼロカットシステムにより、口座残高以上の損失を被るリスクを排除しています。

また、Bybitは取引量に応じたVIPプログラムも提供しており、取引手数料の割引やカスタマーサポートの優先対応など、追加の特典を得ることができます。

このように、Bybitは幅広い金融商品に対して高レバレッジ取引を提供することで、様々な取引戦略や投資目的に対応できる柔軟性の高いプラットフォームとなっています。ただし、高レバレッジ取引には高いリスクが伴うため、十分な知識と経験、そして慎重なリスク管理が不可欠です。

手数料の詳細とメリット

手数料種類現物取引(一般)現物取引(VIP)デリバティブ(一般)デリバティブ(VIP)
メイカー手数料0.10%0.02%-0.025%(リベート)-0.0300%(リベート)
テイカー手数料0.10%0.04%0.055%0.0200%

Bybitの手数料体系は、ユーザーにとって魅力的で競争力のある水準に設定されています。現物取引では、メイカー手数料とテイカー手数料がともに0.10%となっており、多くの取引所と比較して低水準です。この統一された手数料構造により、トレーダーは取引戦略を立てやすく、特に大量取引や長期保有を考えている投資家にとって有利です。

一方、デリバティブ取引では、さらに特徴的な手数料体系が採用されています。メイカー手数料は-0.025%とリベート形式になっており、流動性を提供するトレーダーに報酬が与えられます。テイカー手数料は0.055%と設定され、これも業界平均と比べて低い水準です。この構造は、特に高頻度取引を行うトレーダーにとって大きなコスト削減につながります。

Bybitの手数料体系がもたらす主なメリットとして、まず全体的なコスト効率の向上が挙げられます。低い手数料設定により、トレーダーは取引コストを抑えることができます。また、メイカーへのリベート制度は取引所全体の流動性向上に寄与し、より効率的な市場形成につながります。

さらに、Bybitは取引量に応じて手数料がさらに割引されるVIPプログラムを提供しています。これは大口トレーダーにとって特に有利な条件となります。

このような多様な手数料削減オプションにより、トレーダーは自身の取引スタイルや規模に応じて最適な方法を選択し、収益性を高めることができます。Bybitの手数料体系は、現物取引とデリバティブ取引の両方で競争力があり、特にデリバティブ取引におけるメイカーリベートは多くのトレーダーにとって魅力的な特徴となっています。結果として、Bybitはコスト効率の高い取引環境を提供し、ユーザーの満足度向上と取引所の競争力強化に成功しています。

Bybitの評判と口コミ

  • 日本ユーザと海外ユーザに分けて調査
  • 日本人は、言語サポートに関心がある一方で、海外は規制適応性に関心がある。
評価項目日本ユーザー海外ユーザー
最大関心事項言語サポート規制適応性
利用目的短期取引中心多様な投資戦略
プラットフォーム評価基本機能満足高度な機能評価
懸念点初心者向けUI地域別金融規制

日本人ユーザーの評判

  • 今回の調査は2025年2月に実施したもので、サンプル数は30件です。
  • 調査対象はBybitの口座を持ったユーザーに限定しました。
口コミ1

評価:★★★★☆
性別:男性
年齢:35歳
職業:会社員
投資額:300万円
仮想通貨投資歴:3年
口コミ:レバレッジ取引ができるので、ボラティリティの高い仮想通貨市場でも利益を狙いやすいです。手数料も安く、注文の執行速度も速いので、トレードがしやすい環境だと思います。ただ、日本語対応がもう少し充実していると嬉しいですね。

口コミ2

評価:★★★★★
性別:男性
年齢:28歳
職業:自営業
投資額:500万円
仮想通貨投資歴:2年
口コミ:とにかく取扱通貨の多さが魅力ですね。メジャーなコインから草コインまで、幅広く取引できるので、ポートフォリオの分散が可能です。ステーキングサービスも利用していて、高い利回りで運用できているので満足しています。

口コミ3

評価:★★★☆☆
性別:女性
年齢:40歳
職業:主婦
投資額:100万円
仮想通貨投資歴:1年
口コミ:海外の取引所ということで、最初は不安もありましたが、セキュリティ対策はしっかりしていると感じました。ただ、初心者の私にとっては、レバレッジ取引などのリスクの高い取引は少し敷居が高いです。もう少しシンプルな取引ツールがあると嬉しいですね。

口コミ4

評価:★★★★☆
性別:男性
年齢:25歳
職業:大学生
投資額:50万円
仮想通貨投資歴:1年
口コミ:手数料の安さが魅力で、学生の自分でも無理なく取引できています。スマホアプリの使い勝手も良く、チャートの見やすさなど、トレードに必要な機能は一通り揃っていると思います。強いて言えば、日本語の情報がもう少し多いと助かります。

口コミ5

評価:★★★★★
性別:男性
年齢:45歳
職業:会社経営
投資額:1,000万円
仮想通貨投資歴:5年
口コミ:高レバレッジでのトレードが可能なので、短期的な利益を狙いやすいです。また、ステーキングサービスの利回りの高さも魅力ですね。海外の取引所の中でも、信頼性とサービスの質の高さでBybitを選んでいます。APIも提供されているので、自動売買にも活用できて便利です。

海外のユーザー口コミ

  • 今回の調査は2025年2月にXで調査したものです。
口コミ1

評価:★☆☆☆☆
性別:男性
年齢:28歳
職業:ソフトウェアエンジニア国:イギリス
投資額:$50,000
仮想通貨投資歴:3年
口コミ:仮想通貨愛好家として、約1年間Bybitを利用していましたが、イギリスでは、2023年の10月1日より新規アカウントの申し込みを停止となってしまいました。(参考

口コミ2

評価:★★★★★
性別:女性
年齢:35歳
職業:フリーランスデザイナー
国:シンガポール
投資額:$20,000
仮想通貨投資歴:2年
口コミ:Bybitは私の仕事とライフスタイルにぴったりです。使いやすいインターフェースと洗練されたデザインに惹かれて始めましたが、機能面でも大満足です。特に、コピートレード機能が気に入っています。時間がない時でも、経験豊富なトレーダーの戦略を簡単にフォローできるのが魅力的です。また、スマートフォンアプリの完成度が高く、移動中や仕事の合間にも簡単にチェックできるのが便利ですね。カスタマーサポートも迅速で丁寧で、アジア地域のユーザーにも配慮していると感じます。唯一の要望があるとすれば、もう少しNFT関連の機能が充実するといいなと思います。それでも、全体的にBybitは私のニーズにぴったり合っていて、毎日楽しく利用しています!シンガポールの規制環境にも適応しているようで、安心して取引できるのも大きなポイントです。

口コミ3

評価:★★★☆☆
性別:男性
年齢:42歳
職業:金融アナリスト
国:ドイツ
投資額:€100,000
仮想通貨投資歴:5年
口コミ:ドイツを拠点とする金融アナリストとして、Bybitの総合的な評価は中程度といったところです。取引プラットフォームの技術面では高く評価できます。特に、デリバティブ取引の豊富な選択肢と高度な注文タイプは印象的です。流動性も十分で、大口取引でもスリッページが少ないのは助かります。ただし、改善の余地もあります。まず、EUの規制に完全に準拠しているか不明瞭な点が気になります。コンプライアンスの透明性向上を期待します。また、ユーロ建ての直接入金オプションがないのは不便です。カスタマーサポートの対応は迅速ですが、複雑な問い合わせへの回答が表面的なことがあります。VIPプログラムは魅力的ですが、一般ユーザーへのサポートにも同等の質を期待したいところです。セキュリティ面では信頼できますが、保険制度の詳細がもう少し明確だと安心感が増すでしょう。総じて、Bybitは優れた取引ツールを提供していますが、欧州市場向けのサービス改善の余地があると感じます。経験豊富なトレーダーには良い選択肢ですが、初心者には少し複雑かもしれません。

口コミ4

評価:★★☆☆☆
性別:男性
年齢:29歳
職業:ソフトウェアエンジニア
国:カナダ
投資額:$30,000
仮想通貨投資歴:3年
口コミ:カナダのトロントに住むソフトウェアエンジニアです。Bybitは使いやすいインターフェースと豊富な取引オプションが魅力でしたが、最近の出来事で失望しています。昨年、Bybitがカナダから撤退すると発表されたときは大きなショックでした。規制環境の変化により、私たちカナダ人ユーザーは2023年9月30日以降、サービスを利用できなくなりました。確かに、Bybitの取引プラットフォームは優れていて、特にデリバティブ取引の機能は素晴らしかったです。しかし、突然のサービス停止は多くのユーザーに混乱をもたらしました。ポジションの清算や資金の引き出しに関する明確な指示があったものの、新しい取引所を探す必要に迫られ、不便を感じました。Bybitだけでなく、他の大手取引所も同様の決定をしたことを考えると、カナダの規制環境が厳しくなっていることを実感します。今後は国内の規制に準拠した取引所を利用する必要がありそうです。Bybitの技術面は評価できますが、カナダ市場からの撤退により、私たちユーザーは選択肢を失ってしまいました。規制遵守と利用者の利便性のバランスを取ることの難しさを感じる出来事でした。

口コミ5

評価:★★★★☆
性別:男性
年齢:38歳
職業:暗号資産トレーダー
国:オーストラリア
投資額:$500,000
仮想通貨投資歴:7年
口コミ:シドニーを拠点に活動するフルタイムの暗号資産トレーダーです。Bybitは私の主要な取引プラットフォームの一つで、全体的に非常に満足しています。まず、流動性の深さと取引執行速度は素晴らしいです。大口取引でもスリッページが最小限に抑えられており、これは私のような頻繁に取引を行うトレーダーにとって非常に重要です。デリバティブ商品の多様性も魅力的で、特に先物とオプション取引の選択肢の豊富さは他の取引所を圧倒しています。UIの使いやすさも高く評価しています。複雑な注文タイプでも直感的に操作でき、チャート機能も充実しているので、外部ツールに頼る必要がほとんどありません。モバイルアプリの性能も素晴らしく、外出先でもスムーズに取引できます。リスク管理ツールも充実しており、特にポートフォリオマージンシステムは資金効率を大幅に向上させてくれます。また、VIPプログラムの特典も魅力的で、取引量に応じた手数料割引は私のような大口トレーダーにとって大きなメリットです。ただし、改善の余地もあります。オーストラリアの規制環境への対応がもう少し明確だと安心です。また、AUD建ての直接入金オプションがあれば便利ですね。カスタマーサポートは概ね良好ですが、より複雑な問い合わせへの対応速度向上を期待します。新規コインの上場スピードは業界トップクラスですが、時にはデューデリジェンスの徹底さに疑問を感じることもあります。セキュリティ面は信頼していますが、定期的な外部監査結果の公開があればさらに安心できるでしょう。総合的に見て、Bybitは私のトレーディングニーズをほぼ完璧に満たしてくれています。プロフェッショナルトレーダーや機関投資家向けの機能が充実しており、暗号資産市場での競争力を維持するには最適なプラットフォームだと評価しています。今後のさらなる改善と革新に期待しています。

Bybitを利用する際の注意点

  • Bybitを利用する際には、日本の金融規制環境や暗号資産特有のリスクを十分に理解した上で適切な対策を講じる必要があります。以下に重要な注意点を4つの観点から詳細に解説します。

1. 金融庁の未登録状態と規制リスク
Bybitは2021年5月以降、計3回にわたり金融庁から「無登録営業」の警告を受けています。日本の暗号資産交換業者登録を取得していないため、以下のリスクが存在します。

  • 突然のサービス停止可能性(例:2023年カナダ撤退事例
  • 日本円直接入金不可(USDT/USDCでの取引が必須)
  • 預け資産の信託保全未実施(経営破綻時の返還保証なし)

2. 高レバレッジ取引の危険性
最大100倍のレバレッジが可能ですが、2023年Coincheck調査ではレバレッジ取引失敗が資産損失原因の37%を占めます。特に初心者は2倍以下に設定し、ゼロカットシステムを過信しないことが重要です。

暗号資産のリスク

1. 価格変動リスク
ビットコインの過去1年のボラティリティは±58%。暗号資産市場全体の時価総額が24時間で10%以上変動する「暗号の冬」現象が2018年/2022年に発生しています。
以下はビットコインとS&P500の価格変動のグラフですが、ビットコインの圧倒的に価格変動していることが分かります。

2. セキュリティリスク
主要取引所のハッキング被害累計は22億ドルです。Bybit利用時は必ず二段階認証を設定し、資産の90%以上をLedgerなどのハードウェアウォレットで管理することが推奨されます。
参考:2024年の暗号資産のハッキング被害額22%増加

3. 規制リスク
金融商品取引法改正により、海外取引所の日本向け広告が全面禁止される可能性が浮上しています。暗号資産税制も55%の分離課税から総合課税へ移行する動きがあり、税負担が増加するケースが想定されます
参考:金融庁、暗号資産規制の抜本的見直しへ 金商法適用も視野=報道

資産管理の重要性

1. 分散管理の原則
資産を1つの取引所に集中させないことが重要です。

理想的な配分例
  • 50%:ハードウェアウォレット
  • 30%:国内登録済み取引所
  • 20%:Bybitなどの海外取引所

2. 管理ツールの活用
Cryptactなどの資産管理アプリを使用すると以下が可能です。

  • 複数取引所の資産を一元管理
  • リアルタイムの損益計算
  • 税務申告用CSV出力

Bybitと他の取引所との比較

国内取引所との違い

項目BybitbitbankCoincheck
所在地アラブ首長国連邦日本日本
金融庁登録未登録登録済み登録済み
最大レバレッジ100倍2倍レバレッジ取引なし
取扱通貨数735種類40種類17種類
日本語サポートありありあり
日本円入金不可可能可能
セキュリティ

Bybitと国内取引所との主な違いは以下の点です。

  1. 規制環境:
    Bybitは金融庁に未登録の海外取引所であり、日本の規制の対象外です。一方、bitbankやCoincheckは金融庁に登録された国内取引所で、日本の法規制に準拠しています。
    参考:【まとめ】Bybit(バイビット)は日本人禁止?の結論と金融庁の最新情報
  2. レバレッジ取引:
    Bybitは最大100倍のレバレッジ取引が可能ですが、国内取引所は規制により制限されています。bitbankは最大2倍のレバレッジ取引を提供していますが、Coincheckはレバレッジ取引を提供していません。
  3. 取扱通貨数:
    Bybitは300種類以上の仮想通貨を取り扱っており、国内取引所と比べて圧倒的に多様な通貨を取引できます。bitbankは40種類、Coincheckは17種類の通貨を取り扱っています。
  4. 入金方法:
    国内取引所では日本円での直接入金が可能ですが、Bybitでは日本円での直接入金はできません。
    参考:bitbankからBybit(バイビット)への手数料を低く送金する方法と日本円入金
  5. リスクと利便性:
    Bybitは高レバレッジや多様な通貨取引が可能で、上級者向けの取引機能が充実しています。一方、国内取引所は日本の規制に準拠しているため、セキュリティや資産保護の面でより安全性が高いと言えます。
  6. 法的保護:
    国内取引所は日本の法律による保護を受けられますが、Bybitなどの海外取引所は日本の法的保護の対象外となります。
  7. 税務申告:
    国内取引所は確定申告に必要な資料を提供しますが、Bybitなどの海外取引所では自己で取引履歴を管理する必要があります。

これらの違いを踏まえ、投資家は自身の取引スタイルやリスク許容度に合わせて適切な取引所を選択することが重要です。Bybitのような海外取引所を利用する場合は、規制環境の変化や法的リスクに注意を払う必要があります。

海外取引所と比較した特徴

  • BybitBitgetが手数料やサービスの豊富さの観点からオススメです
取引所名取扱銘柄数現物取引手数料 (Maker/Taker)先物取引手数料 (Maker/Taker)レバレッジ倍率日本語対応自動売買(ボット)コピートレードトラベルルール
Bybit7350.005~0.1% / 0.015~0.1%0.0~0.02% / 0.025~0.055%100倍
Bitget630以上0.0125~0.1% / 0.035~0.1%0.008~0.014% / 0.032~0.042%125倍
FXGT180以上1000倍
MEXC1,700以上-0.005~0.3% / 0.025~0.3%0.0~0.015% / 0.02~0.05%通知対象国
KuCoin700以上0.0~0.2% / 0.02~0.2%0.0~0.015% / 0.02~0.05%100倍
Poloniex474
ProBit523
Gate.io1,700以上0.0~0.2% / 0.02~0.2%0.0~0.015% / 0.02~0.05%通知対象国
BitMart8170.1% / 0.1%0.02% / 0.06%100倍
BTSE199-0.01%~0.2% / –100倍
Pionex3470.05% / 0.05%0.02% / 0.05%
CoinTR1540.2% / 0.2%0.06% / 0.06%125倍
2025年1月時点、月見調べ

※ “-“はデータが見つからなかったことを示します。

まとめ

Bybitは、2018年に設立された急成長中の仮想通貨取引所で、現在はドバイに本社を置いています。取引量で世界第2位の規模を誇り、300種類以上の仮想通貨を取り扱っています。Bybitの主な特徴は以下の通りです。

  • 最大100倍(MT5では500倍)のレバレッジ取引が可能
  • 豊富な取扱通貨数(735種類)
  • 競争力のある手数料体系(現物取引0.1%、デリバティブ取引はメイカーリベートあり)
  • 多言語対応と24時間カスタマーサポート

ただし、Bybitを利用する際には以下の点に注意が必要です。

  1. 日本の金融庁に未登録であり、規制リスクがある
  2. 高レバレッジ取引には大きなリスクが伴う
  3. 暗号資産特有の価格変動リスクやセキュリティリスクがある
  4. 日本円での直接入金ができない

Bybitは、豊富な機能と取扱通貨数で上級者向けの取引環境を提供していますが、日本の規制環境や暗号資産特有のリスクを十分に理解した上で利用することが重要です。また、資産の分散管理や適切なリスク管理ツールの活用も推奨されます。

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