はじめに
本記事では、イーサリアムについて解説いたします。
こんなお悩みの方におすすめの記事です。
- イーサリアムって名前は知ってるけど、詳しく知りたい！
- イーサリアムの特徴って？
- イーサリアムをこれから保有しようとしていて調査しているんだけど・・・
イーサリアムの概要
イーサリアムは、時価総額第2位のビットコインの次に大きな仮想通貨です。2013年、Vitalik Buterinにより考案されました。
イーサリアムは、
- 分散型アプリケーション (DApps)
- スマート・コントラクト
を構築するためのプラットフォームの名称です。また、そのプラットフォームの決済手段として用いられる暗号資産の名称（イーサ）です。
この最大の特徴である、DAppsとスマート・コントラクトについて、以下で詳細に解説します。
イーサリアムの概要
| ティッカーシンボル | ETH |
| 発行開始年月 | 2015年7月30日 |
| 主な利用用途 | 送金 / 決済 / 投資/スマートコントラクト |
イーサリアムの発行に関して
| 発行主体 | 存在なし（管理者なし） |
| 発行方法 | マイニング。分散型台帳データ管理に必要となる計算および価値記録を行う記録者への対価として発行。 |
| 上限発行量 | 現状なし |
| 発行可能数の変更 | ー |
| 発行予定・発行条件 | 13.4秒につき1ブロックを生成。ブロック報酬として1ブロックあたりマイナーに2ETH（2019年に変更あり） |
イーサリアムの特徴とは？
分散型アプリケーション (DApps)
分散型アプリケーション (DApps)とは不特定多数の者が自律的に行動することにより、システム全体が機能する自律分散型アプリケーションのことです。このDAppsの機能により、非中央集権型のシステムが可能となっております。
イーサリアムがその代表例の一つです。ちなみにビットコインも本システムの代表例でもあります。
スマート・コントラクト
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みです。スマートコントラクトを実装している暗号資産は複数ありますが、イーサリアムは、そのうちの一つになります。
スマート・コントラクトにより、以下二点を実現できるのが最大の特徴です。
- 契約内容の改ざん防止
- 契約内容の自動実行
また、人の仲介がないので、ローコストで運用できるのもメリットの一つです。
トークン発行可能
イーサリアムとはプラットフォームであるということを説明いたしました。そのプラットフォーム上では、特定の個人や企業がトークンを発行することが可能です。現状、10,000種類以上のトークンが発行されています。
その例の一つにERC-20トークンがあります。このトークンの詳細は、以下の記事を参考にしてみてください。
DeFi（分散型金融）の拡大
2020年頃から台頭し始めたDeFiは、スマート・コントラクトにより実現されています。DeFiとは、金融仲介を排除した、金融アプリケーションを指します。
このDeFiのアプリケーションのほとんどがイーサリアムによって、実現しています。そのため、2021年は、イーサリアムが高騰するとの見立てを筆者は、2021年年頭に予想しており、それが見事的中しました。その記事は、こちらです。
今後も、ますますイーサリアム経済圏の発展が予想されます。
イーサリアム2.0
2020年にイーサリアムは大幅なアップデート行い、その名称がイーサリアム2.0と呼ばれています。
このイーサリアム2.0は、1.x系で生じていた以下3点の課題克服のためのアップデートです。
- スケーラビリティ問題（トランザクション増加で処理速度が低下／手数料の高額化）
- ネットワークの拡大に伴い、ノードを立てるハードルが高くなる（同期するデータサイズが増加し、要求されるディスクスペースが増える）
- 電力消費が膨大で持続可能性に乏しい
その解決策の一つとして採用されたのが、Proof of WorkからProof of Stakeの変更です。この詳細に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
イーサリアムの最新ニュース
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