はじめに
個人投資家に人気の銘柄であるオリックスの株価のトレンド分析を行いました。
今後オリックスの株価がどうなるのかと気になる方、株を保有してる方、購入を予定の方におすすめの記事です。
結論

トレンド分析を行った結果、年末までは上昇トレンド継続の可能性が高いと言えます。
ただし、直近11/16から数日の間は、一旦横ばいの可能性が高いです。(前回の記事の結論です。)
年末でピークを迎え2月まで横ばい、3月後半〜4月に下落を開始すると推定されます。
新規でオリックスにエントリーする方は、来年の8月のエントリーが最適と言えます。
ただし、現状は、長期トレンドが下落気味なので保有しても、半年くらいがベターな銘柄と言えるでしょう。
トレンド分析とは?

時系列データの傾向を分析する手法をさします。特に経済データに応用されることが多い手法で、データの変動を、以下の3種類に分類し、分析します。
- トレンド
- 季節変動
- その他
トレンド分析の結果

まずは、直近約6年分の株価変動をプロットします。
1100円から2000円のボックスレンジと言えます。現在の株価は約1500円で、おおよそ平均値です。

次に、取引量です。2016年の3月と2020年の4月頃にピークが確認できます。その時の株価は大きく下落しています。急激な取引量上昇は、過去のデータから危険なシグナルとも言えますね。直近の取引量も増加傾向ですので、注視が必要といえるでしょう。

次にトレンドを確認します。こちらは、株価のおおまかな変化を捉える指標です。2018年の3月にピークを迎え、現在は、長期的には、下降トレンドといえます。よって、長期目線でのエントリーは危険と言えるでしょう。

次に季節変動を確認します。株価は、3月に最安値をつける傾向があります。これは、配当落ちが重なるからです。オリックス株もその傾向で、3月に大きな下落が確認できます。そこから、上昇に転じるのは、毎年8月後半から上昇トレンドになります。なので、エントリーの時期としては、8,9月あたりがベストの株です。現在の水準はピーク直前の局面と言えます。

その他のデータも一応掲載します。

今回の記事は、以上です。前回は、LSTMという機械学習のモデルで分析しました。一方で、今回は、トレンド分析を行いました。複数のデータから多面的に考えることは大切です。一方で、本当に大切なデータに絞ることも大切なのが、データ分析の難しい部分です。
少しでも、みなさまに有益な情報となれば幸いです。
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