2020年12月現在、オーロラ・カンナビスの株価は、非常に強い上昇を見せています。この背景には、以下が寄与していると推定されます。
- メキシコ大麻合法化
- アメリカでのマリファナ合法化法案の可決
そこで、オーロラカンナビスへの投資はどうなのかを分析したいと思います。
オーロラカンナビスとは?
オーロラ・カンナビスとは、以下のような企業です。
オーロラ・カナビスはカナダの医療用大麻製造会社。カナダ保健省のライセンスを保有し、医療用大麻の栽培、製造、販売に従事。大学および研究機関と提携し、不安神経症、多発性硬化症、変形性関節症、小児てんかんなどの治療薬として医師や保健会社から承認される処方薬の開発に注力する。本社所在地はアルバータ州エドモントン。
参照元:ヤフーファイナンス
医療用大麻とは?
医療マリファナとは、大麻に含有されるテトラヒドロカンナビノール (THC) やその他のカンナビノイド、あるいは、それらに類似した構造を持つ合成カンナビノイドを利用した生薬療法である。
参照元:wikipedia
大麻って医療で用いることができるのですね。だから、栽培して販売するオーロラ・カンナビスのような会社が存在するのですね。どうしても日本にいると、違法なんじゃ・・・というイメージが強いですが、世界的には、医療分野でマリファナを使用しているのですね。
オーロラ・カンナビスの事業
- 医療大麻事業
- カンナビジオール(CBD)事業
医療大麻事業
オーロラ・カンナビスの医療大麻事業は以下4つの医療ブランドで構成されています。
CanniMedは、単純な名前と標準的な製品濃度を使用して、製品選択から当て推量を取り除くのに役立ちます。CanniMedは、カナダで医療大麻の販売を許可された最初の生産者です。
MedReleafは、その豊富な製品ラインとプレミアムな菌株固有の抽出物で知られています。MedReleafは、有名な大麻の生産者および研究者とのパートナーシップを通じて、TikunOlamの独自の品種を提供しています。
Auroraは革新性に優れており、プレミアムドライフラワーセレクションに加えて、現代的で便利で費用効果の高い喫煙の代替手段を患者に提供します。
Whistler Medical Marijuana Corp.(WMMC)は、土壌で栽培され、昔ながらの方法で手作業で収穫された、シンプルで正直なオーガニック認定製品を提供しています。
カンナビジオール(CBD)事業
カンナビジール事業は、コンシュマー向けの事業です。
San Rafael ’71は、よりグルーヴィーな時代にルーツを持つ真正性を追求したブランドです。私たちの使命は、消費者が愛する株とフォーマットで、高品質、高THC、そして高く評価されている製品を収穫することです。
Daily Specialはまったく新しいバリューブランドがあり、より低価格で高品質な商品を展開しています。
Aurora Driftは、高品質の食用、アークから株まで、幅広いフォーマットで記憶に残る体験を提供します。
Whistler Cannabis Co.は、有機栽培、職人技、古き良き農業を信じており、高品質の製品を手作業で生産しています。
ALTAVIEは、プレミアム顧客セグメント向けに設計された優れた大麻製品を提供しています。ALTAVIEは、肉体的、精神的、感情的な豊かさを求めている方におすすめです。
Woodstockの名前は、音楽史上最も重要なイベントの1つとして知られる1969年のフェスティバルにちなんで付けられました。ほぼ50年後、ウッドストックは音楽とフェスティバルの愛好家のための大麻製品のラインです。
カンナビジオール(CBD)ではないですが、日本でも以下のようなオイルがAmazonで販売されているのですね。
オーロラカンナビスの近年の動向
オーロラカンナビスは、世界最大のカンナビジオール市場(CBD)市場である米国に参入を意識した動きが見られます。米国で最も人気のあるCBDブランドである、ReliveLLC(リリーバ)を買収しました。本買収により、様々な国へとリーチすると明言しています。
カナダの大麻に対する動向
カナダ、娯楽目的の大麻使用を合法化へ
カナダでは、娯楽目的で大麻使用が合法化された法案が、2018年に可決されました。
なので、日本と比べると、大麻に対する考え方が全く異なるのでしょうね。カナダでは、18歳以上から大麻の所持が許可されているようです。(ただし州による)
大麻の合法化法案は19日、賛成52反対29の投票結果を得てカナダ議会上院を通過し、合法化に向けた最後のハードルを越えた。法案は大麻の栽培、流通、販売に関する規定。
参照元:BBCニュース
テクニカル分析
月足チャート
2014年に上場してから、3年半後にテンバガーです。その後は乱高下をしながらここ2年は下落トレンドです。今の水準は非常に安いと言えますね。
この2017年11月の上昇は、同時期に発表されたWHOの報告書で、CBDの安全性とその効果を認めたことが背景として大きいですね。
乱用傾向の実験モデルで、CBD は、条件づけられた薬物処置区画の嗜好性あるいは脳内自己刺激にほ とんど影響を与えないように思われる。動物用医薬品における CBD 弁別モデルでは、THC 代用となることに失敗した。ヒトにおいて CBD は、乱用あるいは依存可能性を示唆する作用を示さない。と、CBDの安全性を認めています。また、CBD は、現在フェーズIII試験において純 CBD 製品(エピデオレックス)を用いたいくつかの臨床試験 でてんかんの効果的な治療として実証されている。CBD が多くの他の健康状態のために有用な治療であ るかもしれないという初期的なエビデンス(科学的証拠)もある。
下落に転じたのは、雇用の問題が大きいかと思います。この業界全体的に結局のところ不況で、従業員数を減らすといった背景があります。しかし、これは、時代が少し早かったのではないかと推定されます。
今は世界中で合法化の流れが強く、この流れを汲み市場が拡大すれば自然と雇用も創出につながると考えられます。
週足チャート
2019年4月から下落トレンド入りして、2020年の5,6月に下落トレンドを抜けました。
そこから、小さい値動きの中で半年以上推移しています。
日足チャート
11月の上旬と下旬に急上昇しています。この理由は以下二点です。
- アメリカ大統領選のバイデン氏の勝利が決定的
- メキシコで合法化
テクニカル的にはカップウィズハンドルを形成しそうです。一旦下げてから上げたタイミングでのエントリーが良さそうですね。
まとめ
オーロラ・カンナビスとは、以下二つの事業を手がけるカナダの企業です。
- 医療大麻事業
- カンナビジオール(CBD)事業
カナダでは、大麻合法化が進み、この流れは世界に波及しています。
そのため今後市場が大きくなることが予想されることから、オーロラカンナビスへの投資は、ありだと言えるでしょう。
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