【Python|plotly】仮想通貨のチャート・ローソク足とMACD、RSI、ボリンジャーバンドを表示する方法

どうも、月見（@Suzuka14144156）です。

今回は、仮想通貨のチャート・ローソク足とMACD、RSI、ボリンジャーバンドを表示する方法したいと思います。

この記事のゴール

これは、BTC-USDのチャートです。

これを実現する上で、キーとなるライブラリが「plotly」と「TaLib」です。

plotlyとは？

インタラクティブなグラフを表示するのに使うライブラリがplotlyです。

こんな風に綺麗なグラフが、描けます。

TaLib

環境の構築

今回は、Anacondaを用います。

Anacondaをインストール

以下の記事を参考にしてください。

JupyterLabの起動

コマンドプロンプトから、以下のコードを入力ください。

jupyter lab

以下赤枠のアイコンをクリック。

これで起動します。

ライブラリのインストール

以下以外のライブラリは、デフォルトでインストールされているはずです。

plotlyのインストール

コマンドプロンプトから、以下のコードを入力ください。

 conda install -c plotly plotly

jupyter labでうまく表示されない場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

TaLib

TaLibのインストール方法は、二つあります。

オススメは、方法1：Anaconda経由でのインストールです。

方法1：Anaconda経由でのインストール（オススメ）

コマンドプロンプトから、以下のコードを入力ください。

conda install -c conda-forge ta-lib

方法2：公式サイトからインストール

pythonのバージョンを調べる

コマンドプロンプトで以下を入力する。

python -V

PowerShellCopy

すると、インストールされているPythonの情報が表示されます。

Python 3.8.8

この場合は、バージョン3.8のPythonであることがわかります。

TA-Libのwhlファイルをダウンロード

次に，以下のダウンロードサイトからTA-Libのwhlファイルをダウンロードします．
https://www.lfd.uci.edu/~gohlke/pythonlibs/#ta-lib

ダウンロードするファイルは、以下のようになります。

TA-Libをインストール

ダウンロードしたwhlファイルを保存したディレクトリを開く。

アドレスを入力するところに「cmd」と入力し、エンターを押す。

開いたコマンドプロンプトにて、以下を入力。

pip install whlファイル名

PowerShellCopy

以下は、例です。

pip install TA_Lib‑0.4.19‑cp38‑cp38‑win64.whl

仮想通貨のチャートを取得

そのほかにもYahoo Financeにある銘柄なら取得可能ですので、各々で取得したい銘柄を追加ください。

import plotly.graph_objects as go
from plotly.subplots import make_subplots
import talib
import pandas as pd  
from pandas_datareader import data as pdr 
import datetime
import yfinance as yf
import numpy as np

#BTCのチャートを取得
tickers = ['BTC-USD','ETH-USD','BNB-USD','XRP-USD','DOGE-USD']

#取得開始日を入力
start = "2022-01-02"

#取得終了日を入力
end = datetime.date.today()

#Yahoofinanceから取得するように設定
yf.pdr_override()

#データの取得を実行
crypto_data = pdr.get_data_yahoo(tickers, start, end)

以下を実行すると取得したデータが表示されます。

crypto_data

仮想通貨チャートでとテクニカル指標を表示

bb_trigger = Falseとなっていますが、bb_trigger = Trueにすることで、ボリンジャーバンドを表示できます。

bb_trigger = False
for ticker in tickers:
    #fig初期化
    fig = make_subplots(rows=4, cols=1, shared_xaxes=True, vertical_spacing=0.05, row_width=[0.2,0.2,0.2,0.7], x_title="Date")
    
    #MACD
    macd = pd.DataFrame(data=None)
    macd['macd'], macd['macdsignal'], macd['macdhist'] =talib.MACD(crypto_data['Adj Close'][ticker], fastperiod=12, slowperiod=26, signalperiod=9)
    
    #RSI
    rsi = pd.DataFrame(data=None)
    rsi= talib.RSI(crypto_data["Close"][ticker], timeperiod=14)
    line_80 = pd.Series([80]*len(crypto_data), index=crypto_data.index)
    line_20 = pd.Series([20]*len(crypto_data), index=crypto_data.index)
    
    #ボリンジャーバンド
    bb = pd.DataFrame(data=None)
    bb["u_1σ"], bb["middle"], bb["l_1σ"] = talib.BBANDS(crypto_data['Adj Close'][ticker], timeperiod=20, nbdevup=1, nbdevdn=1, matype=0)
    bb["u_2σ"], bb["middle"], bb["l_2σ"] = talib.BBANDS(crypto_data['Adj Close'][ticker], timeperiod=20, nbdevup=2, nbdevdn=2, matype=0)
    bb["u_3σ"], bb["middle"], bb["l_3σ"] = talib.BBANDS(crypto_data['Adj Close'][ticker], timeperiod=20, nbdevup=3, nbdevdn=3, matype=0)

    #fig
    fig.add_trace(go.Candlestick(x=crypto_data.index, open=crypto_data["Open"][ticker], high=crypto_data["High"][ticker], low=crypto_data["Low"][ticker], close=crypto_data["Close"][ticker], showlegend=False))
    fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y=macd['macd'],mode="lines", showlegend=False), row=3, col=1)
    fig.update_yaxes(title_text="MACD", row=3, col=1)
    fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y=macd['macdsignal'],mode="lines", showlegend=False), row=3, col=1)
    fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y=rsi,mode="lines", showlegend=False), row=4, col=1)
    fig.update_yaxes(title_text="RSI", row=4, col=1)
    fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= line_80,mode="lines", showlegend=False), row=4, col=1)
    fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= line_20,mode="lines", showlegend=False), row=4, col=1)
    
    if bb_trigger == True:
        fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= bb["u_1σ"],mode="lines", showlegend=False,opacity=0.5), row=1, col=1)
        fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= bb["l_1σ"],mode="lines", showlegend=False,opacity=0.5), row=1, col=1)
        fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= bb["u_2σ"],mode="lines", showlegend=False,opacity=0.5), row=1, col=1)
        fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= bb["l_2σ"],mode="lines", showlegend=False,opacity=0.5), row=1, col=1)
        fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= bb["u_3σ"],mode="lines", showlegend=False,opacity=0.5), row=1, col=1)
        fig.add_trace(go.Scatter(x=crypto_data.index,y= bb["l_3σ"],mode="lines", showlegend=False,opacity=0.5), row=1, col=1)
        
    fig.update_layout(
        title=ticker,
        #plot_bgcolor ='lightgray',
        autosize=False,
        width=1200,
        height=800,
        margin=dict(
            l=0,
            r=0,
            b=0,
            t=40,
            pad=0,
        ),
        font=dict(
            size=13,
        )
    )

    fig.show()
    print('*-'*100)

綺麗に表示されました。

ボリンジャーバンドを表示したバージョンは、以下です。

Pythonでファイナンスのデータ分析の勉強方法

本

私は、以下の本で勉強しました。

かなり詳しく書かれており、とてもオススメの本です。

Udemy

Udemyはオンライン口座です。

一度購入すれば、ずっと閲覧できるのでオススメです。

【世界で8万人が受講：Python for Finance】Pythonを使って学ぶ現代ファイナンス理論と実践

ポートフォリオ理論、コーポレートファイナンス、資本資産評価モデル（CAPM）、デリバティブの値決め、モンテカルロシミュレーションといった内容を中心に、Pwcなどで活躍した講師が理論と実践に基づき解説します。

www.udemy.com

私の記事

私のブログでも解説していますので参考にしてみてください。

まとめ

今回は、仮想通貨のチャート・ローソク足とMACD、RSI、ボリンジャーバンドを表示する方法しました。

私のブログではほかにも、仮想通貨の自動トレードの方法などを解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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