はじめに
2020年11月17日引け、日経平均株価は、26000円を突破する展開と、非常に強い展開です。
そこで今回は、現状の株式市場をアメリカ株と日本株の観点から分析することで、現状を把握します。
今後の株投資の参考になれば幸いです。
結論
日経の大型株が強くマザーズが弱いです。小型株から大型株に資金が流れていると言えるでしょう。
直近10日間は、米国株、日本株ともに強いですが、日本株の方が上昇トレンドが強い状況です。
米国は、ハイテク株は軟調な展開の一方で、ダウが強い状況です。
直近30日間は、米国株と日本株は、連動しながら上昇していたのに対し、直近10日間は、日本株が強いです。このことから、短期的には、日本株はスピード調整を迎えてもおかしくないと言えるでしょう。ただし、年末までは大枠では上昇トレンド継続との見方でよいかと思います。
直近90日以前は、マザーズやNASDAQが強い状況でした。現在は調整局面と言えます。
分析結果
テクニカル分析
米国、日経ともに大型株が強い状況です。米国は、NASDAQが軟調な展開で警戒が必要な状況と言えるでしょう。
日経平均株価
非常に強い上昇ドレンドが継続中です。長く続いたボックスレンジをブレイクし、上昇トレンド継続中です。
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TOPIX
非常に強い上昇トレンドです。日本株全体が好調な状況と言えるでしょう。
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マザーズ指数
2week横ばいです。マザーズは、5日線、25日線を割り込んで、危険な状態です。
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NYダウ
上昇トレンドです。
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S&P500
ボックスレンジを上に抜けた状況です。
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NASDAQ
120〜140でのボックスレンジです。5日線、25日線を割り込んでいます。
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相関分析
直近180日
ナスダックと日本株の相関係数が低いです。ナスダックは、コロナショックからの復帰も早く強かったためでしょう。一方で、最近は日本株が好調なのに対し、NASDAQは軟調展開で相関が取れていないと推定されます。
ナスダックとマザーズも低いです。ここ三ヶ月は、NADAQはボックスレンジの傾向で高値をとる展開なのに対し、マザーズは、上昇トレンドでした。なので、相関が低いと推定されます。
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直近90日
ナスダックとマザーズ指数がそれぞれ相関係数が低いです。90日間は、マザーズがとりわけ強い展開だったためでしょう。
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直近30日
直近30日では、ナスダックとマザーズがすこし相関係数が上昇傾向です。一方で、SP500やダウと日経平均、TOPIXの相関係数が急上昇しています。米国、日本ともに大型株が連動して上昇トレンドを形成していると言えるでしょう。
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直近10日間
NASDAQが相関係数を下げています。これは、直近は、NASDAQが弱い状況のためと言えるでしょう。
日経平均やTOPIXとダウやSP500との相関係数が下がっています。これは、日本株の方が上昇トレンドの傾向が強いためです。
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今回の記事は、以上となります。現在は、大型株が強い状況と言えるでしょう。日本株は、スピード調整に注意が必要な状況ですが、年末までは、上昇トレンド継続の可能性が高いと言えるでしょう。
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