はじめに
2021年1月27日に、米国株とS&P500が大幅安となりました。株式投資をしている方には、すこし不安な情報ですね。
そこで、今後の米国株とS&P500の見通しを分析していきたいと思います。
米国株続落 S&P500大幅安の理由
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利をゼロ付近で維持することを決め、一段の景気支援は約束しなかったため
- パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は会合後の記者会見で、全面的な米景気回復までの道のりは長いと発言のため
- インフレと雇用は政策当局の目標を依然として下回っているため
米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策記者発表の概要は以下です。
なかなか厳しい状況であるとの見解が見受けられます。この見解から、悲観相場となっているとみて間違いないでしょう。
- 回復ペースはここ数ヶ月では緩やか
- 物価はとりわけ弱い
- 年率ベースでみて、インフレは長期目標である2%を下回ったまま
本件の詳細は、以下を参照ください。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策記者発表(21/1/28) | FX羅針盤
昨日、FOMCの金融政策に関する記者発表がありました。
S&P500のチャート
今回の下落は、短期的には3650ポイント付近まで下げる可能性があると判断します。
理由は、以下3点です。
- ボリンジャーバンド2σ下限付近のため
- トレンドライン下限でのサポートの可能性のため
- フィボナッチ・リトレースメントが3635ポイントでサポートラインとなる可能性を示唆しているため
日足チャート
- 5,25日移動平均線割れ
フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチ・リトレースメントより、以下のポイントでサポートラインになる可能性が高いことが示唆されています。
- 3725
- 3635
- 3563
- 3491
ボリンジャーバンド
- 過去の傾向から、2σタッチからの陽線での買いのエントリーが良い
まとめ
2021年1月27日に、米国株とS&P500が大幅安となり、その原因について解説しました。その原因とは、以下です。
- 米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利をゼロ付近で維持することを決め、一段の景気支援は約束しなかったため
- パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は会合後の記者会見で、全面的な米景気回復までの道のりは長いと発言のため
- インフレと雇用は政策当局の目標を依然として下回っているため
今後のS&P500の見通しとしては、3650ポイント付近まで下げる可能性が高いと判断します。
今回の記事は、以上です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さまの参考になれば幸いです。
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