はじめに
2020年12月24日にSBIホールディングスの株価が急落しました。SBIホールディングスに投資をしている方には、かなり痛い下落となったと思います。
そこで、以下二点を中心に分析してみたいと思います。
- SBIホールディングスに何があったのか?
- 今後の見通しはどうなのか?
SBIホールディングスに何があったのか?
- 原因は仮想通貨リップルの報道のためと推定されます
リップルに関する報道の詳細は、以下を参照ください。
米証券取引委員会(SEC)が暗号資産「リップル」を取り扱うリップル社を提訴したことを受けてSBIホールディンスの株価も下落したと見られます。SBIホールディングスは、このリップルという仮想通貨に投資をしている企業の一つなのです。
今回の問題によるSBIホールディングスへの事業への影響は?
- SBIの連結業績に与える影響は軽微
SBIグループによるリップルへの出資比率は8.76%。そのうち、SBIが直接投資した分が5.81%で、残りの2.95%はファンドを通じて保有している。
参照元:https://www.coindeskjapan.com/93083/
確かにこれが正しければ、営業利益への影響は、数%程度であると予想されます。
ファンダメンタル分析
それでは今後の株価を見通すためにまずはファンダメンタルズから確認します。
以下が一番の懸念点です。今後減配のリスクがあります。
- 高い配当性向
概要
- 懸念点
- 配当性向61.6%
自己資本比率が低いですが、これは金融業なのでここは気にしなくて大丈夫です。

売上高・利益
- 良い点
- 売上5y CAGR・実績:8.9 %
- 純利5y CAGR・実績:2.4 %

EPS・配当・健全性
- 良い点
- 増配傾向
- 懸念点
- 21.3EのEPSを下げる見込み

テクニカル分析
日足チャート
直近下値のサポートラインを割っています。

特にダブルトップを形成後に下落していることから注意が必要です。

一目均衡表も三役逆転。雲も薄く突き破られています。ただ、あまり一目均衡表は機能していないようにも見えますね。

週足チャート
ここ3,4年では現在の株価は高い水準ですね。
ここからサポートラインは以下二つあると見えます。
- 2000円付近
- 1400円付近

過去の傾向から、三山を形成後下落してます。
今回もすでに三山を形成していることから下落が濃厚となります。

月足チャート
長期目線でみるとペナントパターンです。

個人的には、この後下落を狙って、サポートラインに支えられるのを確認してからエントリーしたいですね。

もしくはこのパターンです。

結論
- SBIホールディングスに何があったのか?
- 米証券取引委員会(SEC)が暗号資産「リップル」を取り扱うリップル社を提訴したこと
- 今後の見通しはどうなのか?
- 下落の可能性が高いと判断します
- 理由は週足チャートの三山パターン後の下落のため
- 日足チャートダブルトップ後の下落のため
短期投資
今はステイ判断です。
保有しているかたは次のリバウンドで売却がよいかと思います。
保有していない方は購入しない方がよいと判断します。
長期投資
保有している方はローテートしてもよいかもしれません。
保有していない方は購入しない方がよいと判断します。
*投資は自己判断でお願いいたします。
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