2021年4月7日現在、XEM(ネム)が乱高下しています。
2021年3月上旬に、一気に上昇した価格は、3月中旬に暴落しています。
非常にボラティリティが高い状況です。
- なぜこのような状況なのか?
分析して、今後のXEM(ネム)の価格を予想したいと思います。
XEM(ネム)の乱高下の原因
Symbol(プロジェクト名)ローンチと同時に1対1の比率で、新通貨XYMが配布
これです。
エアドロップと呼ばれる仕組みで、ネムを保有する方新たな仮想通貨を配布するよというイベントです。
株式ではこんなことはないのですが、仮想通貨だとあります。
配布後は、材料出尽くし感から暴落。
これは、仮想通貨の世界だと、恒例行事みたいになっています。
XEM(ネム)とは?
XEM(ネム)とは、以下のような仮想通貨です。
- 発売時期:2015年3月31日
- 総発行量: 8,999,999,999 XEM
- 承認方式:PoI
- 時価総額(2020年12月18日時点):約2,550億円(17位)
XEM(ネム)に関しては、Coincheckのこの動画がわかりやすかったので、シェアします。
XEM(ネム)の特徴
- XEM(ネム)の特徴は、処理スピードです。
ビットコインと比較すると、処理スピードは、約10倍以上速いです。
処理スピードが速いことから、ユーザのメリットとしては、送金が速くなることや、決済スピードが上がることが期待されます。
- XEM(ネム)の特徴は、コンセンサスアルゴリズムにPoIを採用していることです。
コンセンサスとは、決済を承認するプロセスをさします。
一般的には、コンセンサス作業を実施した方には、マイニングといいその仮想通貨を対価として得ることができます。
例えば、ビットコインでは、このマイニング作業にはそれなりの設備が必要となります。
そのため、資金力のある方がマイニング報酬を独占する傾向にあります。
一方で、PoIを採用しているXEM(ネム)は、資金力のないユーザにもマイニング報酬が比較的大きく得られる仕組みとなっています。
- なぜなら、XEM(ネム)の保有量と保有期間などで決定されるスコアにより、マイニング報酬を決定する仕組みだからです。
XEM(ネム)の最近の状況
大手グローバル暗号資産(仮想通貨)取引所FTXがXEMを取り扱い決定
FTXは非常に有名な暗号資産取引所で、バイナンスから出資を受けるなど、デリバティブ取引所として有名です。
ここでXEMが扱われるのは、流動性の観点から、非常によいニュースと言えます。
Symbol基盤のNFTプラットフォームがテストネットへ
SymbolはXEMの新しいブロックチェーンで、NFTプラットフォームがテストネットを開始したとの発表がありました。
- NFT とは、(Non-Fungible Token:非代替性トークン)という意味です。
つまり、仮想通貨と似ており、固有のメタ情報(識別番号や発行時期)をブロックチェーン上で持っており、その形が、暗号資産だけでなくコンテンツも含めることが特徴です。
先日コインチェックでもこのNFTマーケットプレイスのβ版がリリースされるなど今話題のサービスです。
このNFTの特徴の一つが、コンテンツにメタ情報を付与することでユニークなものにできるという点です。
例えば、このツイートのようにデジタルアート作品にメタ情報を与えることでユニーク(コピーできない唯一無二)なコンテンツにすることができるのです。
XEM(ネム)の価格推移
2021年にはいってからのXEM(ネム)の価格推移を他の仮想通貨と比較しながら、確認します。
- その結果、XEM(ネム)の成長率は、現状最も悪いです。
なので、正直、ポートフォリオに組むのは、厳しいと言えるでしょう。
XEM(ネム)のテクニカル分析
日足チャート
まず意識されているのは、このブルーのトレンドラインです。
このラインにタッチしてからの逆張りのエントリーはありだと思います。
直近もう少し、価格を下げてたところを狙いたいですね。
ピッチフォーク
今回の反落で意識されているのが、ピッチフォークです。
緑のラインで反落し、加減のブルーのラインで反発しています。
ピッチフォークをシグナルにトレードをするのもありだと思います。
フィボナッチ・リトレースメント
フィボナッチ・リトレースメント意識されているのは、0.786のラインですね。
0.32ドルで約35円のラインです。
このラインにタッチしてからのエントリーはありと判断します。
XEM(ネム)のまとめ
今回は、XEM(ネム)についてまとめました。
XEM(ネム)は他の仮想通貨と比較すると、ボラティリティが高い状況で、リターン率が悪いです。
乱高下している理由はSymbolのエアドロップが原因と推定されます。
つまり、あまりポートフォリオに組み込むべきとは言える銘柄では、ないです。
ただ短期的に投資するのであれば、35円にタッチしたタイミングでの逆張りエントリーです。
そこからのリバウンド上昇は狙えるかもしれません。(あくまで投資は、自己判断で自己責任でお願いします。)
ちなみにXEMは、Coincheckで購入可能なので、検討してみてください。
今回の記事は、以上です。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
コメント
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