ビットコイン(BTC)の価格が4月8日のアジア時間の取引で7万1000ドルを突破し、3月以来の7万2000ドル以上の水準で推移しています。4月20日に予定されているマイニング報酬の半減期を控え、ビットコインへの注目が高まっているようです。
4/8時点でまだまだ上昇中です。
半減期とは?
- 半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半分になるイベントのことです。現在のブロック報酬は6.25BTCですが、半減期後は3.125BTCに減少します。
これにより新しいコインの発行ペースが低下し、供給量が減ることから、歴史的にビットコイン価格の上昇につながってきました。
三角保合いを上に突破
4月8日の早朝、ビットコイン(BTC)の価格は7万2000ドルを突破し、上昇トレンドを示しました。この動きは、3月15日と3月27日の高値を結ぶ抵抗線と、3月20日と4月3日の安値を結ぶ支持線によって形成された三角保ち合いのテクニカルパターンからの上方ブレイクアウトとなります。
三角保ち合いは、価格の変動幅が徐々に狭まっていく過程で形成されるパターンで、上昇トレンドの継続や、トレンド転換のシグナルとして注目されます。今回のブレイクアウトは、強気相場の兆候と捉えることができます。
0X Researchの創設者であるマーカス・ティーレン氏は、4月8日の早朝に顧客向けに送ったメモの中で、ビットコインの価格動向について次のように述べています。
「今回のブレイクアウトが強気相場によるものであれば、ビットコインは今後数週間のうちに8万ドルを超える可能性があります。現在の市場環境では、6万9280ドルで買いポジションを取り、6万5000ドルにストップロスを設定するのが適切な戦略だと考えられます」ティーレン氏の分析は、テクニカル分析に基づいた見解であり、価格の上昇余地を示唆しています。同時に、適切なリスク管理の重要性も強調しており、買いポジションの設定とともに、損切りラインの設定も推奨しています。
ただし、価格が一時的に上昇しても、その後の動向を慎重に見極める必要があります。重要な価格帯でのサポートとレジスタンスのレベル、取引量、およびその他の技術的指標を確認し、トレンドの持続性を判断することが重要です。
参考:ビットコインが三角保合いを突破、8万ドルまで上昇する可能性: テクニカル分析
Ordinalsトークンも上昇
ビットコインの価格上昇と共に、ビットコインのブロックチェーン上にデータを埋め込むOrdinalsプロトコルを利用したトークンも上昇しています。
NodeMonkesやPupsといったOrdinalsトークンの取引量が、イーサリアムやソラナを上回る勢いを見せました。また、ビットコインのブロックチェーン上で発行できるBRC-20トークンも過去24時間で6%近く上昇。
PEPE、ALEX、PIZAといったトークンが60%もの上昇率を記録しています。
今後の見通し
ビットコインの先物建玉が過去最高水準で推移していることから、半減期後の価格上昇を見越したレバレッジベットが活発化しているようです。半減期というビットコインにとって重要なイベントを前に、ビットコイン価格とエコシステムの動向から目が離せません。
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