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2021年2月仮想通貨まとめ|ポートフォリオに組み込むべきアルトコインを選定|ビットコイン、イーサリアム、リップル、IOST、クアンタム

BTC

はじめに

ビットコイン、イーサリアム、リップル、IOST、クアンタムの状況についてまとめたいと思います。
2021年2月に入り、仮想通貨は、軒並み価格が下落しています。このような状況でビットコインのリスクヘッジとなる通貨はどれなのか?という観点でポートフォリオに組み込むべきアルトコインを選定したいと思います。

直近3ヶ月の価格推移

ビットコイン、イーサリアム、リップル、IOST、クアンタムの直近3ヶ月の価格推移を確認します。

  • 縦軸:仮想通貨の価格の相対値(初日を100とする)
  • 横軸:日付

直近3ヶ月の推移では、IOSTの成長が著しいことがわかります。

現代ポートフォリオ理論でポートフォリオの最適解を算出します。

色の変化は、シャープレシオです。

シャープレシオの最適解は、以下のポートフォリオです。

  • ビットコイン :72.6%
  • イーサリアム :0%
  • リップル   :0%
  • IOST     :27.4%
  • クアンタム  :0%

仮想通貨のポートフォリオは、ビットコインをメインに組み込むべきということがわかります。

IOSTは直近のリターン率は高いのですが、リスクが高い銘柄となります。よってポートフォリオに組み込む場合は、ビットコインに対して、割合を減らすと良いのでしょう。

その他の銘柄は、ビットコインとの相関が強く、共分散が高くなる傾向があると推定されます。よって、あまり、他のコインとのポートフォリオを組むべきではないと言えるでしょう。

IOST

これらの高騰には、以下が原因として考えられます。

  • 大手暗号資産取引所Binance(バイナンス)が、IOST保有者に対して、Donnie Finance(DON)トークンのエアドロップへの対応
  • ステークエコノミーの発展を推進するIOST財団による、DeFi(分散型金融)分野へのリーチ
月見
月見

筆者は、現状のIOSTは過熱感が高まっており、非常にリスキーだと判断しています。今からのエントリーは、注意が必要と言えるでしょう。

ビットコイン、イーサリアム

次に成長しているのが、ビットコインとイーサリアムです。ほぼ同等の成長率となっています。一時期イーサリアムの方が成長率が高かったですが、ビットコインとの差異が2月下旬から収束しています。

まずは、ビットコインの価格を見ていきます。

  • 縦軸:価格(百万円)
  • 横軸:日付
  • 移動平均線
    • 青線:5日移動平均線
    • オレンジ線:25日移動平均線
    • 緑線:75日移動平均線
    • 赤線:200日移動平均線

今までは、25日移動平均線に支えられるケースが多かったです。2021年2月26日に25日移動平均線を割れて、売り買いが拮抗している状態です。

次にイーサリアムです。

イーサリアムは、25日移動平均線を大きく割れて危険な状態にあると言えます。

クアンタム

次に、クアンタムの価格を見ていきます。

  • 縦軸:価格(円)
  • 横軸:日付
  • 移動平均線
    • 青線:5日移動平均線
    • オレンジ線:25日移動平均線
    • 緑線:75日移動平均線
    • 赤線:200日移動平均線

クアンタムも25日線を大きく割れており注意が必要な状況です。

リップル

次に、リップルの価格を見ていきます。

  • 縦軸:価格(円)
  • 横軸:日付
  • 移動平均線
    • 青線:5日移動平均線
    • オレンジ線:25日移動平均線
    • 緑線:75日移動平均線
    • 赤線:200日移動平均線

今回分析した、5つの仮想通貨のうち、最もリターン率が悪い銘柄です。現在は、20〜70円のレンジ相場で推移しています。

いままで、25日線を意識した動きが確認できます。25日線を上に抜けた1月末は大きく価格をあげています。一方で、2020年の12月後半は、25日移動平均線をレジスタンスラインに大きく価格を下げています。

いずれにせよ、25日移動平均線を意識した価格の推移がありますので、現在の価格は非常に危険な状態です。現在保有している場合は、利益確定が良いと判断します。

まとめ

もし、仮想通貨を保有するのであれば、ビットコインが無難でしょう。なぜなら、シャープレシオが最も良いからです。次にリスクヘッジとして、保有する場合は、直近の傾向からすれば、IOSTです。

IOSTはリターン率が高いためです。また、リスクヘッジの観点から、ビットコインとあまり連動性がない銘柄を選ぶことが重要で、IOSTは直近はビットコインから独立した動きとなる傾向があるためです。

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