インカムゲイン狙いでENEOS(エネオス)のエントリーはありか?について分析したいと思います。
エネオスは、日本の石油会社でトップシェアの会社ですが、現在の株価は上場来最安値圏です。
長期投資においては、株価を下げている銘柄が選定するのが良いケースが多いとされています。そこで、エネオスは、今から長期投資目的の保有はありか分析していきましょう。
結論
長期投資は、ありです。上場来の株価をみても最安値圏でここ1年続いた下落トレンドからは抜けているためです。また、エネオスと高い相関のあるロイヤルダッジシェルの株価は、上昇トレンドに入っているが、エネオスは下落しているので、ここから価格をあげる可能性があるためです。
エネオスの状況
脱炭素化社会の実現の観点より、エネオスへの風当たりは、厳しい状況です。また目下コロナウイルスの影響により、石油の需要低下に伴って、石油の価格も下落基調です。
国際石油メジャーのロイヤルダッジシェルが、以下の状況と非常に厳しいことから、業界全体が厳しい状況と言えます。
- 2020年7~9月期の決算は、純利益が前年同期比92%減の4億8900万ドル(約510億円)
- 4~6月期は保有資産の減損損失が膨らみ、最終損益が181億ドルの赤字
しかし、コロナウイルスから抜け出した後を意識し、ロンドン株式市場では、エネルギー株が買われていることから、今後日本でもその流れが発生する可能性が高いと言えます。
ファンダメンタル分析
- 良い点
- 配当利回り6.1%
- PER:12.8倍
- 懸念点
- 自己資本比率:29.3% (30%以下だと少し注意が必要とします)
石油業界は、社会情勢や経済に影響を受けやすいので売り上げは。あまり安定しないです。ここ10年の売り上げを見ても周期的に変動していることが分かります。
逆を返せば、状況が悪い時にエントリーして、良くなってきたら売却するという方針が良い銘柄とも言えます。
エネオスのEPSは非常に不安定ですね。一方で、配当は右肩上がりで、これはいい傾向です。また自己資本比率も近年上昇傾向です。
- 良い点
- 増配傾向
類似企業との比較結果よりエネオスは、配当利回りが6.1%と他の企業より圧倒的に高いです。
PERも12.8%とコスモエネルギーHDと比較して割安感がある株価であることが分かります。
テクニカル分析
今回のエネオス株は、長期投資目線で分析をしていきます。そこでまずは、月足の株価チャートを確認しましょう。
月足チャート
長期投資の観点からすると現在の水準でのエントリーは非常によいです。
ただし、ここから一段下げる可能性もあるので、エントリーする場合は、少額でのエントリーをおすすめします。そこから一段下げたらナンピンで、上昇したらホールドで良いかと思います。
- 現在の価格は上場来最安値圏
- ここ1年続いた下落トレンドからは抜けている
また月足のMACDも2年ぶりにゴールデンクロスの可能性が出てきています。このゴールデンクロスを待ってからのエントリーもありかと思います。
エネオスとロイヤルダッジシェルの比較
- 縦軸:エネオスの株価[円]
- 横軸:ロイヤルダッジシェルの株価[ドル]
エネオスとロイヤルダッジシェルの株価には、正の相関があることが分かります。
現在は、グラフの左下の部分にいます。2017年は、エネオスが非常に好調だったことがわかります。一方で、2012年は、不調ですね。エネオスは、不調と好調を繰り返しながら、ロイヤルダッジシェルと連動しながら株価が変動しています。
エネオスの比較(直近3ヶ月)
エネオスは直近の株価を大きく下げています。
ロイヤルダッジシェルの比較(直近3ヶ月)
一方でロイヤルダッジシェルは株価をあげています。
この流れからも、エネオスは短期的にも価格上昇させる可能性があると言えます。
まとめ
エネオスは、今から長期投資目的の保有はありか分析していきました。
結論としては、長期投資は、ありです。上場来の株価をみても最安値圏でここ1年続いた下落トレンドからは抜けているためです。また、エネオスと高い相関のあるロイヤルダッジシェルの株価は、上昇トレンドに入っているが、エネオスは下落しているので、ここから価格をあげる可能性があるためです。
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コメント
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