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Zホールディングス2Q決算からGoTo中止の影響度の見通しを分析してみた

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はじめに

Zホールディングスへの投資をしている方、考えている方向けの記事です。Zホールディングスとは、Yahoo事業を手掛けるソフトバンクグループの傘下の企業です。

2020年10月30日に発表された2Qの決算からGoTo中止の影響度の見通しを分析してみたいと思います。

2Qのトピックス

まず、YoYとは?

  • 「前年比」です。

YoY」とは「year over year」の頭文字をとった言葉で、基本的な意味は「前年比」です。 場合によっては、その年の一定期間を設け前年度と比較することがあるため、「前年度比」「前年同月比」「前年同期比」にも使用することがあります。

月見
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つまり、Zホールディングスは、前年比でかなり成長をしているということになりますね。特にGoToキャンペーンの恩恵が大きくサービス・デジタル取扱高YoY51.2%増となっています。

しかも、この決算報告なので、特に経営で注意しているとZホールディングスが仰っていたのが

  • 不要不急の経費は極力抑える

つまり、キャッシュを蓄えることで、急な事態に備える方針と言えます。

これにより、2Qも厳しい状況下でありながらも、プラスの成長性を見せたとのことです。

2Qの連結業績

月見
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2Qも増収増益と素晴らしい業績ですね。

これは、コロナの影響で下がった事業を他の事業で補たことが大きかったとのことです。

例えば、Yahoo!JAPANカードオフライン利用をPayPayの決済回数が増加しているなどです。

GoToトラベルの影響により、O2O事業が回復したのが、業績の成長の大きい要因の一つでもあるようです。そこで、GoToへの影響度がどの程度あるのか?についてeコマース事業の売上高をコマース事業主要指標より確認します。

コマース事業主要指標

eコマース取扱高の大半は、以下です。

  • 物販取扱高

なので、今回のGoTo停止があったとしても、Zホールディングスは、プラス成長してく可能性が高いのでは?と見ています。ただし、GoToの分も株価に織り込んでいた市場からは、2020年12月時点では少し、辛い評価になると思います。なので、株価が上がりづらい状況と言えるでしょう。

O2O事業について

  • Go To Travelキャンペーンが追い風

53.5%の成長率は、驚異的です。Q1では、-55.7%であったのを比較するとV時回復です。Q3後半からQ4では、再びGoTo停止の影響をもろに受けるため、O2Oの取扱高の下落は、懸念されますね。

月見
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Q3は、1200〜1300億円くらいは見込めるのではないでしょうか?つまりYoYでは前年と同じ程度。懸念されるのは、Q4からですよね。

まとめ

Zホールディングスは、コロナの影響を受けるも補完するように他の事業が成長した。その結果、YoYで大きな成長率を誇っている。経費削減による効果も大きいが、売上高が成長していることからも、事業事態の成長性が垣間見れる。

よって、Zホールディングへの投資は、ありだと思います。

懸念されるGoToの影響は、eコマース事業の24%事業であるO2O事業のみと言えると思います。なので、Q3は、そこまでの影響はないといえるでしょう。多少懸念されるのは、4Q以降ですが、巣ごもりにより、他のeコマース事業が補完する可能性も示唆されるので、そこまで懸念はないと判断します。

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コメント

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