Zホールディングスの今後の株価を分析してみました。
Zホールディングスは、ソフトバンクグループ傘下の企業となります。Yahoo事業を主に展開しており、コマース事業とメディア事業に分かれます。
現在、コロナウイルスの巣ごもり需要により、コマース事業を大きく伸ばしています。
そんなZホールディングスの今後の株価の見通しを分析してきます。
Zホールディングスの最新の分析記事に関しては、こちらになります。
結論
短期で買いです。
エントリーポイントは現在です。2月まで上昇トレンドの可能性があります。
短期
- リワード:790円までの上昇の可能性
- リスク:520円までの下落の可能性
長期
- ファンダメンタル分析より、ハイリスクハイリターンな経営スタイルで、長期投資銘柄としては向かないと判断します。
分析結果
- ハイリスクハイリターンな経営スタイル
- テクニカル分析:790円までの上昇の可能性
- テクニカル分析:520円までの下落の可能性
- テクニカル分析:MACDが買いシグナル
- 季節変動データ:11月から2月にかけて上昇トレンドの傾向
ファンダメンタル分析
良い点は、ROEが10%以上なことです。
懸念点は、自己資本比率が低いです。
これは、ソフトバンク関連の企業に見られる傾向です。
というのも、Zホールディングスは、有利子負債額が2020年に急増しています。
2019.3で約-3316億円だったのが、-8801億円となっています。増加率が大きいことがわかります。
財務レバレッジを見ても近年、有利子負債額が大きいことがわかります。利益余剰金が減少傾向です。
一方で、設備投資額急増しています。
つまり、Zホールディングスは、負債で設備投資に回しているということです。
これは、ハイリスクハイリターンな経営スタイルというのが近年の傾向だと言えます。
次にキャッシュフローを見てきます。
20.3は投資CFが大きく減少、財務CFが大幅な増加です。資金調達をし積極的に投資していると言えます。
一方で、営業CFも右肩上がりに推移しているので、本業で稼ぐ力に問題はなさそうです。
テクニカル分析
Zホールディングスの株価は、2020年4月からかなり強い上昇トレンドを2020年10月中旬まで継続し、現在は、調整局面です。
注目すべきは、MACDです。
現在ゴールデンクロスを形成中です。これが現在はかなり強い買いシグナルが出そうです。
次に移動平均線を確認します。200日線(黄色)を割れずに上昇に転じそうです。
現在は、5日線(青)より上にあります。25日線(赤)を上抜けするかどうかが直近の確認ポイントです。
下落リスクは、520円くらいです。
前回安値で520円付近にサポートライン(7〜8月)が確認できるのと、200日線(黄色)がサポートラインになります。
トレンド分析
Zホールディングスの株価は、かなり強い上昇トレンドの中にいることが分かります。
2019年7月から現在にかけて右肩上がりなグラフです。
Zホールディングスの株価は、2月頃に高値になる傾向が確認できます
毎年、10、11月は下落傾向でそこから、2月にかけて強い上昇トレンドが確認できます。
短期的に今は買いと言えるでしょう。
考察
有利子負債が大きくハイリスクハイリターンな銘柄といえると思います。
なので、長期投資銘柄としては、すこし怖い印象です。
しかし、Zホールディングスが手がける事業領域は、昨今のコロナウイルスの影響には受けず、むしろ追い風傾向と言えるでしょう。
よって、1年以内の短期投資としてはありかと判断します。
その先は、正直あまり読めないです。
ワクチンができることによって、現在のバリューセクターの方が投資対象としては、良い可能性もあります。
短期的には、魅力的な銘柄だと思います。
なぜなら、季節変動データも11月から上昇トレンドに転じる傾向です
また、トレンド分析からも長期目線では、上昇トレンドの真っ只中です。
短期的に現在は、価格が落ち込みましたが、これは、バリューセクターへと資金が流れたことによると思います。
なので、本業的に何か悪いことがあったとは言えないと思います。
そこで、価格の下がった今、短期の投資はありだと思います。
まとめ
Zホールディングスの株は、短期的に買いだと判断します。理由は、以下4点のためです。
- テクニカル分析:790円までの上昇の可能性
- テクニカル分析:520円までの下落の可能性
- テクニカル分析:MACDが買いシグナル
- 季節変動データ:11月から2月にかけて上昇トレンドの傾向
長期的には、ハイリスクハイリターンな経営スタイルなので、避けるのが吉かと考えています。
今回の記事は、以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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